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カエルの病気、ツボカビが発見されました
投稿者:
いわい
投稿日:2007年 1月12日(金)16時40分59秒
もうご存知のかたも多いかと思いますが、昨年末、カエルの病気、ツボカビ病が日本で発見されました。この病気は今私がいるオーストラリアなどで猛威を振るっており、多くのカエルが絶滅に瀕しています。私が居候している研究室も主にこの病気について扱っているところです。
カエル探偵団にて宣言文が回ってきましたので、少し長いですが、いろいろ説明するよりも引用したいと思います。
=====以下引用======
カエルツボカビ症侵入緊急事態宣言
共同署名団体
爬虫類と両生類の臨床と病理のための研究会、日本野生動物医学会
日本生態学会・外来種専門委員会、日本爬虫両棲類学会、野生動物救護獣医師協会
日本動物園水族館協会、野生生物保全繁殖専門家グループ日本委員会(CBSG Japan)
世界自然保護基金ジャパン、日本自然保護協会、日本野鳥の会、生物多様性JAPAN
日本鳥類保護連盟、山階鳥類研究所、日本両生類研究会、オオサンショウウオの会
NPO法人どうぶつたちの病院
世界の両生類(カエル、サンショウウオ、イモリなど) 5,743種のうち、120種が
1980年以降に絶滅したと推測され、さらに1,856種(32%)は絶滅のおそれがあるとされています。このような急激な絶滅を加速させている原因の
一つとして、1998年に発見された「ツボカビ症(chytridiomycosis)」があげられています。現在、ツボカビはIUCN(国際自然保護
連合)による外来生物ワースト100にもリストされ、世界的な監視が必要とされている感染症です。
ツボカビ症は、真菌の一種であるBatracochytrium
dendrobatidisによって引き起こされ、致死率が高く(90%以上)伝播力が強いために世界中で猛威をふるい、すでにオーストラリアや中米の
両生類が壊滅的な打撃を受けています。また、野外における防除方法は、確立されていません。野外のカエルに流行した場合、根絶は不可能です。このため、
オーストラリアでは輸出入検疫を強化するなど、国をあげて対策に取り組んでいるところです。
この感染症が原因でカエルの個体数が減少したり、絶滅に至る可能性があります。多くのカエル類が減少すると捕食していた昆虫などの増加、カエル類を主な
餌としていた上位の捕食者(鳥類やヘビなど)への影響からわが国固有の生態系全体が破壊されてしまう恐れがあります。
ツボカビ症が確認されていないのは、これまでアジア地域のみとされてきました。残念ながら、国内の飼育中のカエルから2006年12月25日にツボカビ
が検出され、初めてわが国への侵入が確認されてしまいました。
私たち共同署名団体は、この事実を重く受け止め、緊急事態を宣言いたします。わが国に生息する両生類と生物多様性を保全するため、私たち専門家は速や
かに行動計画を策定し、可能な限りの努力を尽くす所存です。同時に、それぞれの主体に対し、責任ある行動と以下の提案の実施を期待します。
国民の皆様へ
地球規模で両生類が絶滅の危機にあることを理解し、むやみに野生の両生類をペットとして飼育することは慎んでください。なお、ツボカビは、両生類以外に
は、人を含めた哺乳類、鳥類、爬虫類および魚類には感染したという報告はありませんので安心してください。
すでに飼育している場合、飼育中の個体に異変があれば、すみやかに動物病院や専門の研究機関へ連絡をしてください。ツボカビは、水中を浮遊するため、水
の管理が最も重要です。死亡したカエルを飼育していた水槽や水は感染源となります。これらの汚水などを排水口や野外に排水することは、禁物です。当然の
ことですが、飼育している個体を野外に放つことや死亡した個体を野外に投棄することは絶対にやめてください。飼育中の個体に異変があった場合には、野外
の両生類との接触を避けてください。
動物輸入および販売業者の皆様へ
取り扱っている個体に異変が見られた場合は、すみやかに動物病院や専門の研究機関へ連絡をしてください。もし、輸入先の国がツボカビ症の汚染地域である
場合には、輸入個体が病原体に汚染していないことを確認してください。また、販売を目的とする採集は、控えてください。
大学、研究機関、動物園、水族館の皆様へ
両生類を取り扱っている施設では、検疫体制を強化し、必要に応じて予防措置を講じてください。感染が疑われる場合には、すみやかに専門の研究機関に連絡
してください。また、ツボカビ症についての正確な情報の周知に努めてください。
マスコミの皆様へ
地球規模で両生類が絶滅の危機に瀕していること、ツボカビ症による深刻な影響が世界各地で広がり国際的な共同行動が必要であること、すでにわが国にツボ
カビ症が侵入し、放置すれば取り返しがつかなくなるおそれがあることなど、メディアを通じて正しい知識を広く国民へ伝えてください。
関係省庁の皆様へ
ツボカビ症の侵入により、わが国の生物多様性に取り返しのつかない影響をおよぼすおそれがあることから、実態調査、検疫の強化、販売・流通の監視、検査
体制の確立等、すみやかな対策の実施や法制度の見直しを行ってください。
自然観察や野外調査を行なっている皆様へ
同時に多数の両生類が死んでいた場合は、すみやかに動物病院や専門の研究機関へ連絡をしてください。不必要な生体の採集・持ち帰りは控えてください。ま
た、ツボカビ症が流行している国でトレッキングに使った靴は、靴底に付いた土を良く洗ってから使って下さい。
関連情報参照ホームページ
本件に関する詳細な情報(ツボカビ対策解説書、Q&A等)は、次のホームページに掲載されております。
日本獣医病理学会/日本獣医病理学専門家協会
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/byouri/JSVPJCVP/index.html
(社)日本獣医学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/index.html
麻布大学
http://www.azabu-u.ac.jp/
WWFジャパン
http://www.wwf.or.jp/chyt2007/
(本件に関する連絡先)
日本野生動物医学会 e-mail: zoo_and_wildlife@yahoo.co.jp
爬虫類と両生類の臨床と病理のための研究会 e-mail: v-path@azabu-u.ac.jp
以上
新年
投稿者:
いわい
投稿日:2007年 1月 2日(火)09時45分6秒
あけましておめでとうございます。
大晦日、元旦とフィールドでカエルに囲まれ、どうやら今年は(も?)カエル一色になりそうです。
みなさまにとりましてもよい年となりますよう。
本年もどうぞよろしくお願いします。
Re:イボイモリ
投稿者:
watari
投稿日:2006年12月 6日(水)12時09分21秒
腹の張りをみると確かに卵をもってそうな感じですね。
無事オスと出会えればいいのですが。
イボイモリ
投稿者:
sakotak
投稿日:2006年12月 5日(火)17時41分57秒
先月に引き続き、イボイモリに出会うことが出来ました(自慢)
じめじめした感じの谷の中でみつけました。ずいぶんお腹がでっぷりしていました。図鑑によると産卵期はまだ先のようですが、お腹に卵をもっているのかもしれません。
のんびりした動きがとても可愛らしいイモリでした。
Re: イシカワガエルについて
投稿者:
watari
投稿日:2006年12月 5日(火)15時00分21秒
>もず様
衝撃的な現場ですね。
イシカワガエルの産卵は、メインの時期は2月〜4月ですが、早いものでは12月ぐらいから、遅いものでは5月ぐらいまで産卵すると思われます。
今回轢かれてしまったメスは非常に早い時期の繁殖個体だといえます。繁殖期には雌が林道上で比較的よく見られますので、卵を持った個体の交通事故も結構多いのではないかと思っています。
交通事故の情報はなかなか収集できないもので、どのくらい車に轢かれているのか実態はほとんど分かっていません。そういったことから、今回のもずさんのような情報が蓄積されれば、イシカワガエルの保全に役立てられると思われます。貴重な情報ありがとうございました。
イシカワガエルについて
投稿者:
もず
投稿日:2006年12月 4日(月)14時45分20秒
先週のことですが、住用の林道で、イシカワガエルが不運にも車に轢かれているところを目撃してしまいました・・・
その固体は、おなかに卵(まだピンク色でした)を持っていて、沢山の卵と共に無残な姿に・・・
そこで質問ですが、イシカワガエルはいつ頃から卵を産み始めるのでしょうか?
写真も撮ってありますが、ちょっと、グロ画像なため、貼るのをためらいました・・・
見たい人は連絡ください。
アカガエル繁殖開始情報
投稿者:
watari
投稿日:2006年11月15日(水)16時23分54秒
10月29日に宇検村でアカガエルのオタマ確認しました。
その後、抱接個体や卵も確認。
冬の到来ですね。
奄美大島のカエルコーナー
投稿者:
奄博takanashi
投稿日:2006年11月13日(月)22時50分4秒
大海先輩、WATARIさん、ありがとうございました!
岩井さん、こんな感じて展示させていただいています。
11月12日の地元新聞2紙にも大きく掲載されました。
詳しくは、個人HPにUPしました。
奄美両生類研究会の皆様方、本当にありがとうございます。
イシカワ姉妹?
投稿者:
watari
投稿日:2006年11月 6日(月)21時26分57秒
2006年10月29日撮影(奄美大島)。
こいつは小さかったです。
オットン兄弟
投稿者:
watari
投稿日:2006年11月 6日(月)21時24分23秒
ですかね?
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カエルの病気、ツボカビが発見されました
投稿者:いわい 投稿日:2007年 1月12日(金)16時40分59秒カエル探偵団にて宣言文が回ってきましたので、少し長いですが、いろいろ説明するよりも引用したいと思います。
=====以下引用======
カエルツボカビ症侵入緊急事態宣言
共同署名団体
爬虫類と両生類の臨床と病理のための研究会、日本野生動物医学会
日本生態学会・外来種専門委員会、日本爬虫両棲類学会、野生動物救護獣医師協会
日本動物園水族館協会、野生生物保全繁殖専門家グループ日本委員会(CBSG Japan)
世界自然保護基金ジャパン、日本自然保護協会、日本野鳥の会、生物多様性JAPAN
日本鳥類保護連盟、山階鳥類研究所、日本両生類研究会、オオサンショウウオの会
NPO法人どうぶつたちの病院
世界の両生類(カエル、サンショウウオ、イモリなど) 5,743種のうち、120種が
1980年以降に絶滅したと推測され、さらに1,856種(32%)は絶滅のおそれがあるとされています。このような急激な絶滅を加速させている原因の
一つとして、1998年に発見された「ツボカビ症(chytridiomycosis)」があげられています。現在、ツボカビはIUCN(国際自然保護
連合)による外来生物ワースト100にもリストされ、世界的な監視が必要とされている感染症です。
ツボカビ症は、真菌の一種であるBatracochytrium
dendrobatidisによって引き起こされ、致死率が高く(90%以上)伝播力が強いために世界中で猛威をふるい、すでにオーストラリアや中米の
両生類が壊滅的な打撃を受けています。また、野外における防除方法は、確立されていません。野外のカエルに流行した場合、根絶は不可能です。このため、
オーストラリアでは輸出入検疫を強化するなど、国をあげて対策に取り組んでいるところです。
この感染症が原因でカエルの個体数が減少したり、絶滅に至る可能性があります。多くのカエル類が減少すると捕食していた昆虫などの増加、カエル類を主な
餌としていた上位の捕食者(鳥類やヘビなど)への影響からわが国固有の生態系全体が破壊されてしまう恐れがあります。
ツボカビ症が確認されていないのは、これまでアジア地域のみとされてきました。残念ながら、国内の飼育中のカエルから2006年12月25日にツボカビ
が検出され、初めてわが国への侵入が確認されてしまいました。
私たち共同署名団体は、この事実を重く受け止め、緊急事態を宣言いたします。わが国に生息する両生類と生物多様性を保全するため、私たち専門家は速や
かに行動計画を策定し、可能な限りの努力を尽くす所存です。同時に、それぞれの主体に対し、責任ある行動と以下の提案の実施を期待します。
国民の皆様へ
地球規模で両生類が絶滅の危機にあることを理解し、むやみに野生の両生類をペットとして飼育することは慎んでください。なお、ツボカビは、両生類以外に
は、人を含めた哺乳類、鳥類、爬虫類および魚類には感染したという報告はありませんので安心してください。
すでに飼育している場合、飼育中の個体に異変があれば、すみやかに動物病院や専門の研究機関へ連絡をしてください。ツボカビは、水中を浮遊するため、水
の管理が最も重要です。死亡したカエルを飼育していた水槽や水は感染源となります。これらの汚水などを排水口や野外に排水することは、禁物です。当然の
ことですが、飼育している個体を野外に放つことや死亡した個体を野外に投棄することは絶対にやめてください。飼育中の個体に異変があった場合には、野外
の両生類との接触を避けてください。
動物輸入および販売業者の皆様へ
取り扱っている個体に異変が見られた場合は、すみやかに動物病院や専門の研究機関へ連絡をしてください。もし、輸入先の国がツボカビ症の汚染地域である
場合には、輸入個体が病原体に汚染していないことを確認してください。また、販売を目的とする採集は、控えてください。
大学、研究機関、動物園、水族館の皆様へ
両生類を取り扱っている施設では、検疫体制を強化し、必要に応じて予防措置を講じてください。感染が疑われる場合には、すみやかに専門の研究機関に連絡
してください。また、ツボカビ症についての正確な情報の周知に努めてください。
マスコミの皆様へ
地球規模で両生類が絶滅の危機に瀕していること、ツボカビ症による深刻な影響が世界各地で広がり国際的な共同行動が必要であること、すでにわが国にツボ
カビ症が侵入し、放置すれば取り返しがつかなくなるおそれがあることなど、メディアを通じて正しい知識を広く国民へ伝えてください。
関係省庁の皆様へ
ツボカビ症の侵入により、わが国の生物多様性に取り返しのつかない影響をおよぼすおそれがあることから、実態調査、検疫の強化、販売・流通の監視、検査
体制の確立等、すみやかな対策の実施や法制度の見直しを行ってください。
自然観察や野外調査を行なっている皆様へ
同時に多数の両生類が死んでいた場合は、すみやかに動物病院や専門の研究機関へ連絡をしてください。不必要な生体の採集・持ち帰りは控えてください。ま
た、ツボカビ症が流行している国でトレッキングに使った靴は、靴底に付いた土を良く洗ってから使って下さい。
関連情報参照ホームページ
本件に関する詳細な情報(ツボカビ対策解説書、Q&A等)は、次のホームページに掲載されております。
日本獣医病理学会/日本獣医病理学専門家協会
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/byouri/JSVPJCVP/index.html
(社)日本獣医学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/index.html
麻布大学
http://www.azabu-u.ac.jp/
WWFジャパン
http://www.wwf.or.jp/chyt2007/
(本件に関する連絡先)
日本野生動物医学会 e-mail: zoo_and_wildlife@yahoo.co.jp
爬虫類と両生類の臨床と病理のための研究会 e-mail: v-path@azabu-u.ac.jp
以上