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今の中国に「純粋な漢族」など存在しない!DNA検査で明らかに―中国紙
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100208-00000014-rcdc-cn
2010年2月8日15時7分配信 Record China
2010年2月6日、中国紙・重慶晩報は、DNA検査の結果、中国には「純粋な漢族」は存在しないことが判明したと報じた。
蘭州大学生命科学学院の謝小東(シエ・シャオドン)副教授が行った中国西北地区に住む少数民族のDNA研究で明らかになった。漢族とは古くから河南省を中心とした「中原(ちゅうげん)」に住む人とされており、これまでこの地域に住む人々は比較的純粋な漢族だと考えられてきたが、謝副教授の研究結果はこの説を覆すものとなった。
謝副教授によると、現在の陝西省西安市に都を置いた西周(紀元前1100年頃~紀元前771年)は漢族の王朝に間違いないが、春秋戦国時代(紀元前770年~紀元前221年)になると、同じ陝西省の秦王朝は「戎(じゅう)」と呼ばれ、野蛮な異民族として扱われた。そのため、漢族とは特定の定義を持たず、周辺地域と区別するために作られた概念に過ぎないと謝副教授は説明した。
中原に住んでいた漢族は兵役や戦乱により、どんどん南下していった。時代の移り変わりとともに中国各地へと散らばり、やがて周辺民族や周辺国の人々と融合。純粋な漢族は、こうして徐々に消滅していった。現在、古代の漢族に最も近い文化を継承しているのは、少数民族の「客家(はっか)」だという。(翻訳・編集/NN)
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