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サラナ通信2015春号

 投稿者:理事長  投稿日:2015年 6月10日(水)15時26分32秒
                                       2015年春号
特定非営利活動法人日本スリランカ・サラナ基金
                     NPO Japan Sri Lanka Sarana Foundation
春に思うこと

四季のある国に生まれ、春夏秋冬のうつろいをはっきりと感じられる私たちは自然の素晴らしさを生活の中に実感できる数少ない国民なのかもしれません。
全国から花の便りが聞かれる今日この頃です。我が家の周辺でも、梅・花桃・ユスラ梅・桜・八重桜そして山桜と輝きながら咲きほこり、陽光に新緑の輝く季節となりました。こうした環境に生活し、それぞれの季節を実感できる国は数少ないことでしょう。
しかしながら、首都圏でも4月に入り霙交じりの雪が降るなど、異常なことが起きております。本当に温暖化なのかと疑ってしまいます。
しかしながら、春とはいうものの、25度をこえる夏日を記録する日々も続いております。日本でも、四季のうつろいを感じられなくなってきているような気がしております。地球全体を考えれば、確実に温暖化が進行しているようです。しかしながら、そのバランスは大きく崩れてきているようです。極端な寒さや暑さが局地的に観測され、大きな被害をもたらしております。今までに経験したことのないことが世界各地でおこってくるのではないでしょうか。
13期目の決算の時期をむかえたサラナ基金は、順調に運営されてきたわけではありません。つねにさまざまな問題を抱えながらも、少しでも前へと一歩ずつ歩をすすめていくことを考えている今日この頃です。
 スリランカの仏教
スリランカの仏教は南伝仏教であす。その主体はシンハラ人を主体に信仰を集める上座部仏教で、出家を前提として、厳格に戒律を守り、瞑想修行を通じて、涅槃への到達を目指すものです。個人の救済を目指すことから、北伝仏教の大乗仏教側からは、小乗仏教とも呼ばれましたが、この言葉は現在、あまり使用されておりません。7歳を過ぎれば誰でも出家ができ、多くの者は10歳前後に得度式を受けて剃髪し、十戒を授かってサーマネラ(沙弥)という見習僧になり、指導僧について修行して10年ほどたつと、ウパサンパダー(具足戒)を受けて正式な僧侶(比丘)になり、227戒の遵守が義務付けられます。出家そのものは誰にでも可能ですが、シャムアスギリア派は教団への加入をゴイガマ(農民)カーストに限定しております。一般の者(在家)は、不殺生(生き物を殺さない)、不窃盗(与えられないものをもらわない)、不邪淫(みだらな行為をしない)、不妄語(嘘をつかない)、不飲酒(酒類を飲まない)の五戒(パンチャ・シーラ)を守り、僧侶に帰依して、食事や日用品を寄進する布施(ダーナ)を通して功徳を積みます。一般の人々は、功徳を積むことによって、来世でよりよい地位に生まれ変わると信じられております。
  仏教徒は月に4回あるポヤ(上弦・下弦・満月・真月)の日には八戒を守って寺院(ヴィハーラ)に参詣し敬虔に過ごします。特に満月の日が重視され、寺院で僧侶の説教を聴いて功徳を積むようです
  仏教はインドからスリランカ(セイロン島)へ、紀元前3世紀に伝来したとされております。『ディーバワンサ』(4-5世紀)や『マハーワンサ』(6世紀初頭)などの年代記によれば、インドのアショーカ王の王子のマヒンダが、王都のアヌラータプラの東方に聳えるミヒンタレー山で、デーワーナンピヤティッサ王と出会い、王が仏法に帰依したことに始まるということです。そのときが、紀元前247年の6月の満月の日であったとされております。王はアヌラーダプラにマハーヴィハーラを開き、そこで上座部仏教が完成されていったとのことです。
現在でもアヌラーダプラには、精舎のあとや多くの仏塔が遺跡となって残っており、アショーカ王の妹のサンガミッターが、インドのブッタガヤ菩提樹の分枝をもたらしたとされる聖なる菩提樹が崇拝されております。仏歯寺の仏牙とともにスリランカの宝として大切にされております。                スリランカには、仏教宗派が4つあります。私たちの日本スリランカ・サラナサラ基金の設立者の一人、ヤラガムエ・ダンミッサラ師は、現在ウダラタ・アムルタプラ宗派の副管長に就任し、大長老としてスリランカ仏教界をけん引する指導者のひとりとなっております。
スリランカと日本
何故スリランカなのかと聞かれることがあります。日本にとって大変な恩人であると考えるからです。現在の朝鮮半島のように、私たちの国も分割される案が大勢を占めていたサンフランシスコ対日講和会議の席上で、当時のセイロン全権大使ジャヤワルデネ氏が次のような演説をし、日本の分割に反対しました。仏陀の法句経を引用し「実にこの世においては、怨みに報いるに怨みをもってしてならば、ついに怨みの息むことはない、怨みを捨ててこそ息む。これは永遠の真理である」また、各国代表に向かい日本に対する寛容と愛情を説き、セイロンは賠償請求を放棄し「アジアの将来にとっては完全に独立した日本が必要である」と強調し分割案を退けました。
もし、当時日本に厳しい制裁措置を加えようとしていたソビエトの主張が採択されたならば、日本は以下のように分割されていたかもしれません。
ソ連(北海道・東北)・アメリカ(関東・中部・関西)・イギリス(注五幕地方・九州)・中国(四国)となっていたかもしれません。そして、東京(アメリカ・イギリス・中国・ソ連)、大阪(アメリカ・中国)の二都市は共同統治とされておりました。
国家が分断されたドイツ・ベトナム・朝鮮などでは同一国民の間で悲しい出来事が数多く繰り返され、朝鮮半島はいまだに二つの国のままです。こうしたことを考えると、日本人である私は、現在のスリランカという国に感謝したいと考えます。スリランカは敗戦国である日本といち早く国交を回復し現在に至っております。2002年、日本とスリランカは国交回復50周年の式典が東京で開催されました。設立して2年目のサラナ基金を代表して私も参加させていただきました。この時もスリランカアイバンクから、50個の角膜が寄贈され光を失った日本人に光を取り戻すことに使われたのです。お金では得ることのできない素晴らしい贈り物であり、新日国である証明です。
こうした寛容の精神を他国にむけた国であるにもかかわらず、自国民同士で敵対することは避けることはできなかったのでしょうか。限りある地球において、共生を考えるのであれば、全てを容認する寛容さが人類を救う唯一の思想であり、そのことを世界に向け実践してくれた国であるだけに、内線が終結したいま、国内が安定し豊かな社会が実現されることが望まれます。
 スリランカに限らず、地球のいたるところで戦争・内戦・テロがおきております。犠牲になるのは社会的弱者が多くをしめております。一日も早く争いのない平和な地球にするためには、私たち一人一人が変わることが、気の長い話しのようですが確実な一歩となり、一人一人が変わらないかぎり表面的に変わったようでも根本的にはなにも変わることがないのが現実でしょう。
小さな一歩からでなければ何も変えることはできない、それがすべてなのではないでしょうか。

決算の時期です
2014年度の決算資料を作成する時期になりました。私が基礎資料を作成し、決算報告書・法人県民税・市民税の減免手続き本基金の理事でもある武田近税理士事務所で毎年作成していただいております。今年で第13期の決算報告書となります。特定非営利活動法人としては当然のことで、皆様からお預かりしたお金がどのように使われたかを明確にするものです。
領収書をはじめ、活動の詳細を記入した記録を関祐通監事の確認・監査を受け監査報告書を作成し、理事会・社員総会の承認後、税務署に決算報告書が提出され法務局に登記がなされるものです。こうした手続きを必要とするため、法人登記をしていないNGO団体よりも信頼されるわけですが責任もあります。

春号編集後記
今年の3月末日をもって、長かった公務員の仕事を定年退職となりました。しかしながら、4月1日付けで再任用というかたちで働くこととなりました。
とりあえず1年契約で、週4日・1日7時間での勤務です。ローテーション関係で5連休が、月に1回ほどあります。ゴールデンウィークが毎月あるようなもので、戸惑う生活が始まりそうです。慣れるまでは、もてあます時間をどのように使ってゆくか、うまく付き合ってゆけるかが不安な部分もありますが、還暦を過ぎた肉体にはちょうどいいのかもしれません。
14年目を迎えた今、私たちの基金のやっていることが、まちがいではなく必要なことであるための見えない力が働いているように感じております。 遠い南の島に私たちの小さな志が届き、瞳を輝かせる純真な子供たちがいることに勇気と元気をもらっております。

日本スリランカ・サラナ基金は
国際協力の活動、人権の擁護または平和の推進を図る活動、子どもの健全育成を図る活動を推進していく為次の事業を展開してゆきます。
1) 孤児院・幼稚園等の建設及び運営に関する事業
2) 教育及び医薬品などを供給する事業
3) 外国文化等の啓発活動に関する事業
4) 以上の項目に付随する事業の推進をしてゆきます。
最終目標として、農業・農村開発を指導していき村の自立を目指してゆきたいと考えています。
活動に参加していただけるボランティアの方を広く募集しています。
正会員 :入会金2,000円・年会費3,000円 賛助会員:活動への参加・寄付金
(会費、寄付金振込先)
三井住友銀行 川口支店 普通口座3801014
 郵便振替 10370-64727181
特定非営利活動法人 日本スリランカ・サラナ基金
埼玉県川口市栄町2丁目7番1号
事務局長 金子浩治 携帯 090-3338-3574
川瀬Tel&Fax:048-283-0208 090-3592-3234
 文房具等の送付先 〒334-0065 川口市前野宿20-2 川瀬 良仁宛
 午後6時以降の時間指定でお送りください。
                    文責 理事長 川瀬 良仁
 
 

サラナ通信2015冬号

 投稿者:理事長  投稿日:2015年 2月 6日(金)16時07分54秒
                                       2015年冬号
特定非営利活動法人日本スリランカ・サラナ金
                     NPO Japan Sri Lanka SaranaFoundation
冬におもうこと
  地球温暖化が叫ばれてどれだけの年月が過ぎたことでしょうか。ここのところよく感じるのは、この冬は寒いということです。統計的には、地球は温暖化が進んでいるということです。温暖化の防止のため、二酸化炭素の排出量の削減が叫ばれております。南極の氷が溶けつづけ、海面が上昇し、島国のなかは国土が水没してしまう国もあるとの報道もあります。
  年齢的なものなのでしょうか、毎年のようにこの冬は寒いを繰り返し言っている自分がおります。冷暖房が整った環境に慣れすぎた日常のなかで、体力も衰え弱体化してしまったのでしょうか。
  いまから50年ほど前の、私の小学生のころ、霜柱は10センチほどおり、氷柱も15センチ以上のものが見られるのが、わが家では珍しい光景ではありませんでした。東京の足立区に隣接した地域でも、雪が降れば40センチを超える積雪も、めづしいものではなかったようだった記憶があります。また、池にも氷が厚くはりゲタスケートをしたこともありました。こんなことを考えると、温暖化もうなずけることなのかもしれません。しかし、極地的なのかもしれませんがおかしなことが各地でおこっていることも事実です。
この冬は、秋を感ずる暇もなくやってきたように感じられます。観測史上、最高の真夏日や猛暑日を記録した夏は、秋を短いものにしました。早足でやってきた冬は関東を除く各地に大雪を降らせ、寒気は停滞したまま居座っているようです。
異常寒波が世界の国々で大雪を降らせ大きな被害がでております。夏には、干ばつの影響で作物が全滅する国や、集中豪雨で作物が水没する国など、異常気象による被害が相次いでおります。地震による悲惨な状況も多発し、その間隔は近年短くなっているように思われます。人類の身勝手な行動に母なる星が悲しみ、警告を発しているのではないでしょうか。
争いの絶える時のない世界。地球上のどこかでというよりも、どこでも紛争やテ行為がつづき、無力な子どもをはじめとして弱い立場の人々が、貧困と飢えに苦しんでいるのが変わることのない世界のようです。
アメリカなどは、テロ撲滅の戦いと称して爆撃を続けております。テロ行為は、許されるものではありません。しかし、テロリストへの攻撃で一般市民も犠牲になっております。正義とはなにかを考える今日この頃です。
  スリランカの学校について調べてみました
みなさんの学校には、制服がありますか?スリランカの学校(日本人学校や国際学校はのぞいて)には、かならず制服があります。日本の学校の場合、制服はあっても学校によって色やデザインが違いますね。しかし、スリランカの公立学校の制服は、ほとんど同じです。男子は、白のズボンか紺の半ズボンに白のシャツ、女子は、白のワンピースです。女子がブラウスにつけるリボン(またはネクタイ)だけは、学校ごとに違います。ですから、女子の場合はリボンを見るとどこの学校かがわかります。なぜ,白い制服なのでしょうか。スリランカでは、冠婚葬祭のときには、白い服を着るのが一般的です。一説には、白い制服だと冠婚葬祭のときに使えるからだといわれています。
スリランカの学校制度は、日本とだいぶ違います。まず、日本では4月から新しい学年になりますが、スリランカでは、1月から新しい学年になります。1年生は、1月から学校に入学します。しかも、1月1日に5才になっていれば入学できますから、早生まれ(1月から3月生まれ)の子以外は、日本と比べると、1年3ヶ月もはやく入学してしまいます。日本の1年生は、スリランカでは2年生です。
 それでは、スリランカの学校制度(学校のしくみ)はどうなっているのでしょうか。
スリランカでは、日本の小学校に当たるところは「プライマリ」といいます。これは、1年生から5年生までです。次は、「ジュニアセカンダリ」といい、6年生から8年生まで、そのあとが、「シニアセカンダリ」で9年生から11年生までです。そして、11年生で「O(オー)レベル」試験を受けます。合格すれば、次のステップに進めます。これは、日本の高校にあたり、12年生から13年生までの2年間です。さらに、13年生で「A(エー)レベル」試験を受けます。ここで一定以上の点数をとれば大学へ進むことができます。OレベルとAレベルは国家試験(国が行う試験)なので、どの学校でも同じ問題が出題されます。スリランカでは、卒業するときにも厳しい試験があります。もし、試験に合格しなければ、次のレベルに進めないだけでなく、卒業することもできません。日本では、「3年生」とだけ言うと、小学3年生なのか、中学3年生なのか、はたまた高校3年生なのかわかりませんが、スリランカでは学年を通して呼ぶので、まちがえることはありません。今の義務教育は11年生までとなっていますが、家庭の経済的事情(子どもを学校に行かせるお金がないなど)によって、プライマリの5年間ですら学校へ行けない子もたくさんいます。また,国の政権(国を動かす人たち)が変わってしまうと、教育制度そのものが変わってしまうことがあります。
それでは、スリランカの子どもたちは、どんな教科を学習しているのでしょう。まず2年生までは、算数・国語(シンハラ語)・自然学(生活科のようなもの)・図工・体育・そして、宗教学の6教科です。宗教学とは何を学ぶと思いますか。スリランカは、国民のおよそ70パーセントが仏教徒で、お寺やお坊さん、仏教に関係する儀式がとても大切にされています。ですから、仏教について勉強をするのです。もし、その学校に全体の25パーセント(4分の1)以上キリスト教の子がいたら、キリスト教についても勉強するそうです。しかし、スリランカでは、宗教ごとに行く学校が違うので、そういうことはめったにないそうです。3年生になると、6教科に英語が加わります。6年生からは、さらにタミル語が入り、自然学が理科と社会に分かれます。9年生からは、さらに技術と芸術のどちらか、英語(筆記)と西洋音楽のどちらかの2教科が加わります。
さて、スリランカと日本の学校生活で、大きく違うところはどんなところでしょうか。スリランカの学校では、なんと11時頃におやつの時間があるのです。この時間は、自分でもってきたサンドウィッチやビスケットなどを食べます。また、学校の中に売店がある場合は、そこで買って食べることもできます。なんともうらやましい話ですが、これは、スリランカの人々の食生活や学校の制度に大きく関係しています。日本では、「朝ご飯はしっかり食べなさい。」と、おうちの人や先生に言われると思いますが、スリランカでは、朝食をあまりたくさん食べないようです。また、給食はなく、弁当も持ってきません。プライマリは12時頃、セカンダリは2時半頃学校が終わり、家に帰ってから昼ご飯を食べます。コロンボ市内は交通渋滞が激しいですから、セカンダリの生徒は、昼ご飯を食べるのがかなり遅い時間になってしまいます。場合によっては、お弁当を買って、車の中で食べたりもします。そういう理由で、11時頃におやつを食べるのです。ただこうしたことができるのは、都会に住む一部の子供たちだけのことなのです。
冬号編集後記
世界の国々には、民族・宗教・文化・慣習の違いは歴然としてあるでしょう
しかし、自分の立場を認めてもらうためには、互いの違いを認あう寛容な心と融和してゆく精神が大切であり必要なことと考えております。
戦争やテロをはじめることもやめることも、人の心で決断することなのですが、いつになったら実現することができるのでしょうか。
年を重ねるごとに世の中は、少しずつでもよい方向に向かっていると信じ、願っております。

   日本スリランカ・サラナ基金は

国際協力の活動、人権の擁護または平和の推進を図る活動、子どもの健全育成を図る活動を推進していく為次の事業を展開してゆきます。
1) 孤児院・幼稚園等の建設及び運営に関する事業
2) 教育及び医薬品などを供給する事業
3) 外国文化等の啓発活動に関する事業
4) 以上の項目に付随する事業の推進をしています。
最終目標として、農業・農村開発を指導していき村の自立を目指してゆきたいと考えております。
活動にご参加していただけるボランティアの方を広く募集しております。
正会員 :入会金2,000円・年会費3,000円 賛助会員:活動への参加・寄付金
(会費、寄付金振込先)
三井住友銀行 川口支店 普通口座3801014    郵便振替 10370-64727181
特定非営利活動法人 日本スリランカ・サラナ基金
埼玉県川口市栄町2丁目7番1号 事務局長 金子浩治 携帯 090-3338-3574
川瀬Tel&Fax:048-283-0208 090-3592-3234
 HPアドレス http://www11.plala.or.jp/sarana2002/です。サラナ基金でも検索できます。      文房具等の送付先 〒334-0065 川口市前野宿20-2 川瀬 良仁宛 午後6時以降の時間指定でお願いできれば幸いです。
文責 川瀬 良仁
 

サラナ通信2014秋号

 投稿者:理事長  投稿日:2014年12月 9日(火)13時51分32秒
                                  2014年秋号
特定非営利活動法人日本スリランカ・サラナ基金
                NPO Japan Sri Lanka Sarana Foundation

  秋に思うこと

  東日本大震災から3年7ヶ月がすぎました。被災地では少しずつ元気を取り戻している地域もあります。しかし、立ち入り禁止区域の人々は各地の借り上げ住宅などで暮らす方々も数多くいるのが現実です。
仮設住宅などに移転した人々はやっとプライバシーの護られた環境で暮らすことができるようになりました。しかし、東北のきびしい冬に暖房器具が不足しているとのことです。そして、灯油価格・電気料金の高騰は避難生活をより厳しいものとしていることでしょう。
観測史上最高の真夏日が更新され、なかなか秋を感じることのできない日々が続いております。お彼岸をすぎて、やっと秋風を感じることができ、夜ともなると虫の声が部屋の中にも聞こえてくる今日このごろです。
また、台風の2週間連続の日本列島縦断は、広島をはじめとして全国に甚大な被害をもたらし、多くの命をうばいました。
東日本大震災の影響なのでしょうか、地殻変動がおこり、御嶽山の噴火もありました、実に60人以上の方々が命をおとしてしまいました。
  地球温暖化にともなう異常気象や地震は、世界各地で災害をもたらしております。地球上で自然を破壊し環境を悪化させるのは、人間だけなのですが、その結果被害をこうむるのはすべての生物です。身勝手な人間のおこないに疲弊したこの星は、きしみをおこしいたるところで振動し、火山国でもない地域にまで地震を起こしているような気がします。
今回の震災であらためて感じることは、日本の建築物のすぐれた耐震性です。欧米の建物の揺れに対する貧弱さは信じがたいものでした。ここのところの、天変地異は人の力の限界を明確に示して、傲った考え方に警告を発しているのではないでしょうか。そんなことを感じる今日このごろです。

スリランカの仏教

スリランカの仏教は南伝仏教であす。その主体はシンハラ人を主体に信仰を集める上座部仏教で、出家を前提として、厳格に戒律を守り、瞑想修行を通じて、涅槃への到達を目指すものです。個人の救済を目指すことから、北伝仏教の大乗仏教側からは、小乗仏教とも呼ばれましたが、この言葉は現在、あまり使用されておりません。7歳を過ぎれば誰でも出家ができ、多くの者は10歳前後に得度式を受けて剃髪し、十戒を授かってサーマネラ(沙弥)という見習僧になり、指導僧について修行して10年ほどたつと、ウパサンパダー(具足戒)を受けて正式な僧侶(比丘)になり、227戒の遵守が義務付けられます。出家そのものは誰にでも可能ですが、シャムアスギリア派は教団への加入をゴイガマ(農民)カーストに限定しております。一般の者(在家)は、不殺生(生き物を殺さない)、不窃盗(与えられないものをもらわない)、不邪淫(みだらな行為をしない)、不妄語(嘘をつかない)、不飲酒(酒類を飲まない)の五戒(パンチャ・シーラ)を守り、僧侶に帰依して、食事や日用品を寄進する布施(ダーナ)を通して功徳を積みます。一般の人々は、功徳を積むことによって、来世でよりよい地位に生まれ変わると信じられております。
  仏教徒は月に4回あるポヤ(上弦・下弦・満月・真月)の日には八戒を守って寺院(ヴィハーラ)に参詣し敬虔に過ごします。特に満月の日が重視され、寺院で僧侶の説教を聴いて功徳を積むようです
  仏教はインドからスリランカ(セイロン島)へ、紀元前3世紀に伝来したとされております。『ディーバワンサ』(4-5世紀)や『マハーワンサ』(6世紀初頭)などの年代記によれば、インドのアショーカ王の王子のマヒンダが、王都のアヌラータプラの東方に聳えるミヒンタレー山で、デーワーナンピヤティッサ王と出会い、王が仏法に帰依したことに始まるということです。そのときが、紀元前247年の6月の満月の日であったとされております。王はアヌラーダプラにマハーヴィハーラを開き、そこで上座部仏教が完成されていったとのことです。
現在でもアヌラーダプラには、精舎のあとや多くの仏塔が遺跡となって残っており、アショーカ王の妹のサンガミッターが、インドのブッタガヤ菩提樹の分枝をもたらしたとされる聖なる菩提樹が崇拝されております。菩提樹の木は金色の策で囲まれた中に大切に保存され、一般の人々は触れることもできません。仏歯寺の仏牙も防弾ガラスの中で宝石を散りばめた黄金の容器に保管されております。このふたつは、ともにスリランカの宝として大切にされております。
スリランカフェスティバルル2014〔臨海副都心・有明〕で開催されました
今年は、代々木公園のデング熱騒動で、イベント広場で予定されていた行事が会場の変更が余儀なくされました。9月27日(土)・28日(日)の二日間にわたり開催されました。今年は去年に比べると比較的過ごしやすくかったにもかかわらず、会場の変更の影響で、二日間とも人々の出足は例年よりも少なかったようです。
私は、日曜日に出かけました。所用で都内に出かけていたため、そこから車で向かいました。会場に着いたのが4時ぐらいになりましたが、会場が狭いこともあり、かなりの人でにぎわっておりました。
イベントのために来日した、スリランカの人気ミュージシャンがオリジナルソングを披露し、「ガンバロウ、ニッポン。イッショニ、ガンバリマショウ」と日本語の歌詞で呼びかけていたようです。スリランカの人々の日本にたいする思いに感謝するとともに、必ず復興させてゆくとの思いを新たにいたしまた。
日本テーラワーダ仏教協会・正山寺釈迦牟尼国際仏教センターの共同による仮設寺院では、 ダンミッサラ大長老をはじめ、僧侶方による聖糸の祝福に多くの人が集まっておりました。ダンミッサラサラ氏とは、5分程度の立ち話の中で近況などを話したぐらいでした。
ステージでは、スリランカの一流の舞踊団(チャンナウプリ舞踊団、ムディヤンセディサナヤケ舞踊団)によるスリランカの伝統的な踊り、スリランカの音楽、マジックショー、子供のコーナー、和太鼓と居合など、他にもイベントが盛りだくさんにおこなわれておりました。
 また、セイロン紅茶やハーブ製品、手工芸品などの販売や、スリランカカレー、ストリングホッパーなどスリランカ料理を楽しめるほか、日本では手に入りにくい品物が数多く販売されておりました。
タミルイーラム解放の虎との内戦が終結し、国内情勢も安定し、観光に力を入れているあかしなのでしょう。近年、欧米のリゾート地として第一位にランキングされているようです。インド洋に浮かぶ島国ですから、海洋リゾートも満喫できるとともに、世界遺産や自然遺産が8か所もあるのですから。
秋号編集後記

  はじめてスリランカフェスティバルが開催されたのか2002年でした。会場も戸越銀座商店街近くの太陽小学校で、規模も現在と違いこじんまりとしたものでした。今年で、12回目になり年を重ねるごとに盛大になっております。来年はどのようになっているのかが楽しみです。
サラナ基金も12年目なります。小さな歩みですが少しずつ認知され、かたちとして残してゆくことができております。これも協力してくださる皆様のおかげです。ありがたいことです。
  円安の影響で苦しんでいる企業もおおくありますが、このことで日本の1万円がスリランカでは8千ルピーぐらいになっております。1ルピーは日本円にすると1円ぐらいです。スリランカでは、1ドルが100ルピーなので、円安になると支援する側には厳しい状態になってしまいます。
価値の下がった日本円ですが多くの支援ができるように、少しでも多くの資金を送りたいと考えております。

  日本スリランカ・サラナ基金は
国際協力の活動、人権の擁護または平和の推進を図る活動、子どもの健全育成を図る活動を推進していく為次の事業を展開してゆきます。
1) 孤児院・幼稚園等の建設及び運営に関する事業
2) 教育及び医薬品などを供給する事業
3) 外国文化等の啓発活動に関する事業
4) 以上の項目に付随する事業の推進をしています。
最終目標として、農業・農村開発を指導していき村の自立を目指してゆきたいと考えております。
活動に参加していただけるボランティアの方を広く募集しております。
正会員 :入会金2,000円・年会費3,000円 賛助会員:活動への参加・寄付金等協力をいただけるかた
(会費、寄付金振込先)
三井住友銀行 川口支店 普通口座3801014  郵便振替 10370-64727181
特定非営利活動法人 日本スリランカ・サラナ基金
埼玉県川口市栄町2丁目7番1号 事務局長 金子浩治 携帯 090-3338-3574
理事長 川瀬Tel&Fax:048-283-0208  携帯 090-3592-3234
 HPアドレス http://www11.plala.or.jp/sarana2002/です。
サラナ基金でも検索できます。
 文房具等の送付先
 〒334-0065 川口市前野宿20-2 川瀬 良仁宛 午後6時以降の時間指定でお願いできれば幸いです。
                           文責  川瀬 良仁
 

サラナ通信2014夏号

 投稿者:理事長  投稿日:2014年 9月29日(月)16時07分32秒
                                       2014年夏号
特定非営利活動法人日本スリランカ・サラナ基金
                     NPO Japan Sri Lanka Sarana Foundation
  夏に思うこと

   この夏、日本では69回目の終戦記念日を迎えました。第二次世界大戦に勝利した国々では、日本が降伏文書に調印した9月 2日を勝戦記念日としているようです。
極東の島国である日本が、大国であるイギリス・フランス・アメリカ・中華民国・ソビエトの連合国と、ドイツ・イタリア・日本の枢軸国が戦い世界大戦となったのです。日本は多くのアジアの国々の人命をうばいました。また、多くの日本人の命も犠牲になりました。
日本は、平和憲法のもと69年間戦争をすることなく現在にいたっております。年をかさねるごとに戦争の悲惨さ体験した人は減り続け風化してゆきます。しかし、風化させてはいけないものだと考えます。日本軍が進攻した多くの国は、親日国となっておりますが、中国・韓国・北朝鮮は反日感情を隠しません。
日本から八千キロはなれた、スリランカのコロンボでも、イギリス海軍の艦隊が停泊していたためゼロ戦の空爆がありました。当時はセイロンという国名でしたが、有史以来、初めての空爆に市民は恐れおののき逃げ回ったとのことでした。そんなセイロンでしたが、サンフランシスコの講和会議の席上で、大勢をしめていた日本分割案に真っ向から反対し、現在の日本があるのです。
21世紀は争いのない地球であることをかたく信じ、願っていたことを思い出します。
 人種・宗教・宗派・慣習の違いによる、異なる価値観が争いのもととなっていると考えがちです。しかし、最近はこのことを利用する政治が一番の問題であると思うようになりました。
 中東では、イスラム国を名乗るテロリスト集団が支配地域を拡大し、その面積はイギリスよりも大きなものとなっているようです。世界各国は国家としては認めていない状況です。アメリカも空爆をするなど、戦力の弱体化を進めてはいるがイラク兵がイスラム国兵の攻撃に恐怖し武器を投げ出して逃走するため効果はうすいようです。
 ウクライナでは、クリミア半島の独立を目指す反政府武装組織との内戦が激化しております。そんななか、マレーシア航空便は撃墜され、乗客298人全員が死亡してしまいました。当初は反政府勢力が地対空ミサイルで撃墜したとが有力でした。しかし、同機がロシアのプーチン大統領専用機とほぼ同様の航空路を飛行していたことから、専用機と間違えて誤射したのではという報道もあります
 国際社会が認めていないロシア連邦への併合により、対ロシアへの経済制裁が行われ緊張した状況がつづいております。
お隣の中国においても、チベット自治区・ウイグル自治区において独立を求めるなどの暴動が起こっております。自治区という言い方から東京の23区のようなきわめて狭い範囲を思い浮かべてしまいがちですが、289万平方キロと日本の7.6倍の面積なのです。54の民族がいるといわれる国ですから、ひとつにまとめることは大変なことは想像に難くありません。スリランカでもそうであったように言葉の違いも民族間の対立の原因となっているのでしょう。
サラナ基金の定款を準備していた2001年、21世紀は争いのない地球であることをかたく信じ、願っていたことを思い出します。
 人種・宗教・宗派・慣習の違いによる、異なる価値観が争いのもととなっていると考えがちです。しかし、最近はこのことを利用する政治が一番の問題であると思うようになりました。

テーラワーダ仏教とは

中国・チベット・朝鮮半島や日本には、お釈迦様の死後数百年経って成立した北伝の仏教(いわゆる大乗仏教)が伝えられましたが、スリランカ・タイ・ミャンマーなどの出家教団によって継承されている南伝の仏教をテーラワーダ仏教と呼びます。テーラワーダ仏教の日本での普及は遅れたものの、90年代頃からスリランカ、タイ、ミャンマー出身の僧侶を中心とした複数の寺院や団体を通じて布教伝道活動がなされており、戒壇も作られ、日本人出家者(比丘)も誕生しています。

第9回社員総会が開催されました

5月10日(土)日本スリランカ・サラナ基金の理事会・社員総会が開催されました。
武田近税理士事務所の協力により、「特定非営利活動に係る事業」会計収支計算書・会計賃借対照表・会計財産目録が作成され、総会において承認されました。また、法人市民税・県民税の減免手続きも完了しいたしました。
昨年度の事業報告・今年度の事業計画については、社員総会において、全会一致で議決されました。また、佐藤司法書士事務所の協力により法人の登記も7月1日に完了し、法人の履歴事項証明書も武田事務所から送付されました。
今年度も身近な活動として、募金活動やウイッシュ・サラナ幼稚園をはじめとする、子ども達への文房具・レゴブロック等(軽くてがさばらない知育玩具)の寄付を呼びかけてゆくこととなりました。
また、寄付金についても、企業や個人に積極的に呼びかけてゆくことも議決いたしました。会員の皆様も知り合いの方々にも協力をお願いしていただければ幸いです。
また、幼稚園の運営資金の確保のため、月額千円の里親資金を継続し、役員は会費のほかに負担することも議決されました。

理事・監事の紹介
 理事長     川瀬 良仁        川口市在住      公務員
 副理事長    ヤラガムエ ダンミッサラ   東京都在住     僧侶
 常任理事    金子 浩治        川口市在住      自営業
 理事       武田 近          川口市在住      税理士
 理事       北條 義信        松伏町在住      税理士
 理事       志村 富雄        東京都在住      自営業
 理事       岡山 隆寛        京都府在住       武道家
 監事      関  裕通         川口市在住     市議会議員


スリランカフェスティバル2014が代々木公園イベント広場で開催

9月27日(土).28日)午前10時から17:00まで開催されます。暑さの厳しい日々がつづきますが代々木の杜での開催となります。今年で11回目をむかえ、年をかさねるごとに盛大になってきております。スリランカ大使館も力をいれているのがかんじられます。毎年、10万人以上の来場者があり開催されております。
スリランカ旅行など豪華賞品が当たる抽選会も毎年の人気イベンの一つです。また、ハーブオイル・コスメ商品・オーガニック商品・民芸品・宝石・紅茶・衣料品・アーユルベーダ関連商品が販売されます。また、スリランカ料理の実演と屋台・スリランカ音楽と舞踊など日本にいながらにしてスリランカを満喫することができます。
毎回の事ですが、スリランカカレーのブースでは、時間に関係なく長い行列ができることと思いますが、いちど食べてみる価値はあると思います。日本のカレーと違いさらっとしたスリランカなどのカレーは、粘り気のない長粒種の米だからこそ美味しく食べられるものなのです。
また、キングココナッツ・ヤシの花の蜜でつくられた、キトルシロップはおすすめです。メープルシロップのようにパンケーキやヨーグルトにかけたり、紅茶や料理のかくし味にと使い道はいろいろあります。そのうえ、体によいイノシトールを多く含み、肝臓や悪玉コレステロールを減少させるにも効果があるとのことです。そのほかにも、ジンジャービスケット・ロティ・シミとりハーブクリーム・素朴な民芸品の小物など珍しいものを買うこともできます。
また、日本テーラワダ協会と正山寺のブースでは、写経もできるほか、スマナサーラ長老・ダンミッサラ長老から、聖糸の祝福を受けることができます。スリランカ仏教界を代表する二人の高僧が2日間にわたり顔をそろえるのは、このフェスティバルのときぐらいかもしれません。

夏号編集後記

 スリランカでは25年以上にわたった内戦が2009年5月に終結してから6年以上が経過し、観光客の姿が戻ってきたという。2012の観光客数は100万人で、今年も5月までの累計で前年同期比40%増のとなっている。
 スリランカは熱帯気候など欧米の富裕層が好む高級リゾート地としても条件がそろっているうえ、北部アヌラダプラなど8カ所が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されるなど、観光産業の潜在市場規模は500億ドルともされ、今後の開発に注目が集まっております。
スリランカがインド洋の真珠として復興したように、日本も黄金の国ジパングとして復興できるものと信じます。

日本スリランカ・サラナ基金は
国際協力の活動、人権の擁護または平和の推進を図る活動、子どもの健全育成を図る活動を推進していく為次の事業を展開してゆきます。
1) 孤児院・幼稚園等の建設及び運営に関する事業
2) 教育及び医薬品などを供給する事業
3) 外国文化等の啓発活動に関する事業
4) 以上の項目に付随する事業の推進をしてまいります。

最終目標として、農業・農村開発を指導していき村の自立を目指してゆきたいと
考えております。
正会員 :入会金2,000円・年会費3,000円 賛助会員:活動への参加・寄付金・
文房具などの品物で協力していただいた方
(会費、寄付金振込先)
三井住友銀行 川口支店 普通口座3801014    郵便振替 10370-64727181
特定非営利活動法人 日本スリランカ・サラナ基金
埼玉県川口市栄町1丁目8番11号 事務局長 金子浩治 携帯 090-3338-3574
川瀬Tel&Fax:048-283-0208 090-3592-3234
  文房具の送付先 〒334-0065 川口市前野宿20-2 川瀬 良仁宛 午後6時以降の時間指定でお願いいたします。
                            文責 理事長 川瀬 良仁
 

サラナ通信

 投稿者:理事長  投稿日:2014年 8月 4日(月)16時14分0秒
            2014年春号
特定非営利活動法人日本スリランカ・サラナ基金
                     NPO Japan Sri Lanka Sarana Foundation
春に思うこと

四季のある国に生まれ、季節のうつろいをはっきりと感じられる私たちは、自然の素晴らしさを生活の中に実感できる数少ない国民なのかもしれません。しかし、最近では秋を感じることもなく永い冬をむかえ、春と言うにはあまりにも気温が低く、首都圏で3月初旬であっても夏日になるなど、寒暖の差が激しく、なにかがこわれているように感じます。
首都圏では普通ならば、梅が咲き、桃の花、寒桜、ソメイヨシノ、山桜、八重桜の順に花を愛でることができるのですが。この春は、こうした桜が、間隔をおくことなく咲き乱れました。私の記憶のなかでは、はじめてのような気がします。
 東日本大震災から3年がすぎました。復興がここまで進まないとは、考えてもみませんでしたが、現実は被災した人々のうえに、重くのしかかっております。梅の花が咲き、桃の花も満開となり桜の季節を待つばかりだった3年前の3月11日、今までに経験したことのない大きな揺れを感じました。徐々に強くなる揺れは、地震に対してはじめて恐怖心をいだくものでした。地震、そして津波による被害のなかで、最大の被害をもたらし未だに収束のめどもたたない福島の原発。
 1986年のチェルノブイリ原発事故から28年が過ぎました。原発から30㎞県内は、いまだに居住禁止区域となっております。また、北東に350㎞の範囲に10ヶ所のホットスポットがあり、農業や畜産は全面的に禁止されております。
 この事故を受けてドイツでは、国民的な関心事となり議論をかさね、2002年法律を制定し2022年までに段階的に廃炉とすることを決定しました。
 それに対し日本は、崩れ去った安全神話の現実をどのようにとらえていたのでしょうか。東京電力をはじめ電力各社は、耐震補強の指摘を受けながらも十分な対応をしてはいなかったとの指摘もあります。安全性の確保に資金を使うこともせず、 豪華な保養施設や役員・社員の給与などは思いのままに使っていたのが実態でしょう。また、原発にかかる利権に絡む政治家や御用学者が、原発の真の恐ろしさをひたかくし、目先の利益だけを追い求めた結果が今日の日本を生み出してしまったのでしょう。そして、一部の原子力関連の企業やその関係者だけが甘い利権をむさぼっていたのでしょう。なぜか、とても悲しい気持ちになる今日このごろです。

  スリランカの学校について調べてみました

みなさんの学校には、制服がありますか?スリランカの学校(日本人学校や国際学校はのぞいて)には、かならず制服があります。日本の学校の場合、制服はあっても学校によって色やデザインが違いますね。しかし、スリランカの公立学校の制服は、ほとんど同じです。男子は、白のズボンか紺の半ズボンに白のシャツ、女子は、白のワンピースです。女子がブラウスにつけるリボン(またはネクタイ)だけは、学校ごとに違います。ですから、女子の場合はリボンを見るとどこの学校かがわかります。なぜ,白い制服なのでしょうか。スリランカでは、冠婚葬祭のときには、白い服を着るのが一般的です。一説には、白い制服だと冠婚葬祭のときに使えるからだといわれています。
スリランカの学校制度は、日本とだいぶ違います。まず、日本では4月から新しい学年になりますが、スリランカでは、1月から新しい学年になります。1年生は、1月から学校に入学します。しかも、1月1日に5才になっていれば入学できますから、早生まれ(1月から3月生まれ)の子以外は、日本と比べると、1年3ヶ月もはやく入学してしまいます。日本の1年生は、スリランカでは2年生です。
 それでは、スリランカの学校制度(学校のしくみ)はどうなっているのでしょうか。
スリランカでは、日本の小学校に当たるところは「プライマリ」といいます。これは、1年生から5年生までです。次は、「ジュニアセカンダリ」といい、6年生から8年生まで、そのあとが、「シニアセカンダリ」で9年生から11年生までです。そして、11年生で「O(オー)レベル」試験を受けます。合格すれば、次のステップに進めます。これは、日本の高校にあたり、12年生から13年生までの2年間です。さらに、13年生で「A(エー)レベル」試験を受けます。ここで一定以上の点数をとれば大学へ進むことができます。OレベルとAレベルは国家試験(国が行う試験)なので、どの学校でも同じ問題が出題されます。スリランカでは、卒業するときにも厳しい試験があります。もし、試験に合格しなければ、次のレベルに進めないだけでなく、卒業することもできません。日本では、「3年生」とだけ言うと、小学3年生なのか、中学3年生なのか、はたまた高校3年生なのかわかりませんが、スリランカでは学年を通して呼ぶので、まちがえることはありません。今の義務教育は11年生までとなっていますが、家庭の経済的事情(子どもを学校に行かせるお金がないなど)によって、プライマリの5年間ですら学校へ行けない子もたくさんいます。また,国の政権(国を動かす人たち)が変わってしまうと、教育制度そのものが変わってしまうことがあります。
それでは、スリランカの子どもたちは、どんな教科を学習しているのでしょう。まず2年生までは、算数・国語(シンハラ語)・自然学(生活科のようなもの)・図工・体育・そして、宗教学の6教科です。宗教学とは何を学ぶと思いますか。スリランカは、国民のおよそ70パーセントが仏教徒で、お寺やお坊さん、仏教に関係する儀式がとても大切にされています。ですから、仏教について勉強をするのです。もし、その学校に全体の25パーセント(4分の1)以上キリスト教の子がいたら、キリスト教についても勉強するそうです。しかし、スリランカでは、宗教ごとに行く学校が違うので、そういうことはめったにないそうです。3年生になると、6教科に英語が加わります。6年生からは、さらにタミル語が入り、自然学が理科と社会に分かれます。9年生からは、さらに技術と芸術のどちらか、英語(筆記)と西洋音楽のどちらかの2教科が加わります。
さて、スリランカと日本の学校生活で、大きく違うところはどんなところでしょうか。スリランカの学校では、なんと11時頃におやつの時間があるのです。この時間は、自分でもってきたサンドウィッチやビスケットなどを食べます。また、学校の中に売店がある場合は、そこで買って食べることもできます。なんともうらやましい話ですが、これは、スリランカの人々の食生活や学校の制度に大きく関係しています。日本では、「朝ご飯はしっかり食べなさい。」と、おうちの人や先生に言われると思いますが、スリランカでは、朝食をあまりたくさん食べないようです。また、給食はなく、弁当も持ってきません。プライマリは12時頃、セカンダリは2時半頃学校が終わり、家に帰ってから昼ご飯を食べます。コロンボ市内は交通渋滞が激しいですから、セカンダリの生徒は、昼ご飯を食べるのがかなり遅い時間になってしまいます。場合によっては、お弁当を買って、車の中で食べたりもします。そういう理由で、11時頃におやつを食べるのです。
スリランカでは、幼稚園はすべて私立です。働き手になる前の幼児のうちに、識字教育をしておきたいとサラナ幼稚園をつくりました。貧しい家の子どもたちは、子守などをして家の手伝いをしなければならないのです。

 決算の時期です

2013年度の決算資料を作成する時期になりました。私が基礎資料を作成し、決算報告書・法人県民税・市民税の減免手続きを本基金の理事でもある武田近税理士事務所で毎年作成していただいております。今年で第12期の決算報告書となります。特定非営利活動法人としては当然のことで、皆様からお預かりしたお金がどのように使われたかを明確にするものです。
領収書をはじめ、活動の詳細を記入した記録を、関 祐通監事の確認・監査を受け監査報告書を作成いたします。理事会・社員総会では事業報告書・決算報告書・翌年度の事業計画案が報告され承認後、議事録が作成されます。税務署に決算報告書・総会議事録が提出され法務局に登記がなされるものです。登記には議事録署名人が署名・押印した議事録も添付資料として提出されます。
3年ほど前から、特定非営利活動法人は資産の状況を、埼玉県に報告することが義務づけられました。前事業年度の事業報告書・活動計画書・貸借対照表・財産目録・役員名簿などを知事宛に報告します。県ではそれぞれの特定非営利活動法人が提出した報告にもとづき、埼玉県のホームページで公開しております。
公益法人や財団法人の決算に不明瞭な点が指摘されるニュースが報道されるなか、こうしたことは、特定非営利活動法人として義務をはたしている団体にとってはよろこばしいことと考えます。
こうした手続きを必要とするため、法人登記をしていない民間団体よりも信頼されるわけですが責任もあります。また、営利活動をしていないことから、法人県民税・法人市民税が減免され納税義務が免除されます。会費・寄付していただいたお金は幼稚園の運営資金にすべてを当てることできるのです。

春号編集後記

 春をあまり実感できない今年でした。イラクでは内戦が続き、和平へのみちのりは困難をきわめております。イスラエルとパレスチナとの戦いも熾烈なものとなって、解決の糸口すら見えないのが現状です。そして、チェルノブイリの原発事故のあったウクライナでも悲惨な戦いがくりかえされております。原子力発電の問題と原油価格の高騰、どちらも人間によって引き起こされているのではないでしょうか。
いっぽう被災地に目を向ければ、一日も早い復興をと、仮説住宅や、ふるさとはなれ避難生活をしている人々の映像を見るたびに願わざるを得ない今日この頃です。

日本スリランカ・サラナ基金は

国際協力の活動、人権の擁護または平和の推進を図る活動、子どもの健全育成を図る活動を推進していく為次の事業を展開してゆきます。
1) 孤児院・幼稚園等の建設及び運営に関する事業
2) 教育及び医薬品などを供給する事業
3) 外国文化等の啓発活動に関する事業
4) 以上の項目に付随する事業の推進をしてゆきます。
最終目標として、農業・農村開発を指導していき村の自立を目指してゆきたいと
考えています。

正会員 :入会金2,000円・年会費3,000円 賛助会員:活動への参加・寄付金
(会費、寄付金振込先)
三井住友銀行 川口支店 普通口座3801014    郵便振替 10370-64727181
特定非営利活動法人 日本スリランカ・サラナ基金
埼玉県川口市栄町2丁目7番1号    事務局長 金子浩治 携帯 090-3338-3574
川瀬Tel&Fax:048-283-0208 090-3592-3234
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 午後6時以降の時間指定でお送りいただければ幸いです。
 

サラナ通信冬号2014

 投稿者:理事長  投稿日:2014年 3月26日(水)16時46分32秒
                                       2014年冬号
特定非営利活動法人日本スリランカ・サラナ基金
                     NPO Japan Sri Lanka Sarana Foundation
冬に思うこと

この冬は、秋を感ずる暇もなくやってきたように感じられます。観測史上、最高の真夏日や猛暑日を記録した夏は、秋を短いものにしました。早足でやってきた冬は関東を除く各地に大雪を降らせ、寒気は停滞したまま居座っているようです。
ただ、夏が尋常でない暑さだったので、関東でも大雪になるのではないかなどと考えられます。
豪雪地帯と呼ばれる地域は、高齢者の割合が年ごとに増加しており、屋根の雪下ろしが大変な負担となっているようです。ニュースでは雪下ろしを業者に依頼すると、1回で5万円かかると言っていたお年寄りがおりました。7万円の年金では頼むのをためらい、自分でやらざるをえない。危険は承知しているが仕方がないなどと。
屋根の雪下ろしでは、毎年多くの人が亡くなっております。それも高齢者のしめる割合が圧倒的に多いのが現実です。
異常寒波が世界の国々で大雪を降らせ大きな被害がでております。夏には、干ばつの影響で作物が全滅する国や、集中豪雨で作物が水没する国など、異常気象による被害が相次いでおります。
争いの絶える時のない世界。地球上のどこかでというよりも、どこでも紛争やテ行為がつづき、無力な子どもをはじめとして弱い立場の人々が、貧困と飢えに苦しんでいるのが変わることのない世界のようです。
仏陀の法句経には「実にこの世においては、怨みに報いるに怨みをもってしたならば、ついに怨みの息むことはない、怨みを捨ててこそ息む。これは永遠の真理である」というものがあります。
限りある地球において、共生を考えるのであれば、全てを容認する寛容さが人類を救う唯一の思想であると確信している今日この頃です。
戦争のための道具についての記事を紹介します
『週刊朝日』に「米国製の8倍も!自衛隊『超高額』兵器カタログ」(臣永正廣・署名記事)という記事がありました。臣永氏は大学時代の友人で、現在大阪市2西成区の区長をしております。2008年11月の同窓会で再会いたしました。みんな、おじさん・おばさんになっていました。
同記事は、自衛隊とアメリカ・ヨーロッパの軍隊で現在使われている同種・同程度の性能の兵器・装備品を比べ、自衛隊のものが恐ろしく割高であることを明らかにしています。
 もちろん安ければいい、安いから外国から調達すればいいというものではありませんが、割高だということは、日本・アメリカの軍需企業が如何に大きな利益を上げているかということを示しています。同記事に掲載された内容を一部引用させていだきます。
89式小銃(日本)
34万7,000円
 あれもできる、これもできるとカタログデータは優秀だが、複雑で繊細なつくりのため高価な割に実用性は大いに疑問。
M-16A2(アメリカ)
4万円
 ベトナム戦争時に開発された米軍のM-16の改良モデル。これをライセンス生産したカナダ製のC7は7万円程度。コスト高となる自主開発にこだわらない好例だ。
AH-1Sコブラ攻撃ヘリ(日本)
48億6,600万円
 アメリカが開発した世界最初の攻撃ヘリ。だが、60年代のモデルで速度が遅く、時代遅れ。細々としたライセンス生産で高価格化。
AH-1Fコブラ攻撃ヘリ(アメリカ)
15億円
 アメリカ陸軍は90年代には後継のAH-64アパッチを採用したが、海兵隊は双発のAH-1Wの後継にAH-1Zを採用。日本と違って廉価だ。
90式戦車(日本)
9億1,000万円
 当初の性能は世界水準だったのに、開発の長期化と調達計画のずさんさで時代遅れに。さみだれ式の少量調達のために割高にも。
M1-A1戦車(アメリカ)
4億円
 性能、信頼性、実績のすべてにわたって最高の評価を受けるアメリカ軍の主力戦車。改良型のA2、A2SEPなど進化を続ける。
F2支援戦闘機(日本)
118億9,000万円
 アメリカのF-16をモデルに国産開発。当時、世界最高価格にして性能は最低といわれた戦闘機。
-16C/D戦闘機(アメリカ)
50億円
 F-16の発展型。機動性、操作性に優れた多目的戦闘機。制空戦を主眼にした軽量戦闘機だが、対地攻撃能力も非常に高い。
F-15戦闘機(日本)
120億円
 三菱重工がライセンス生産しており、現在200機あまりを配備。この数は本家のアメリカ軍に次ぐ大量保有である。
F-15戦闘機(アメリカ)
80億円
 機動性に優れたアメリカ空軍の主力戦闘機。実践で撃墜された記録がなく、世界最強の戦闘機のひとつといわれる。
エアクッション型揚陸艇LCAC1(日本)
66億円
 ホバークラフトタイプの水陸両用揚陸艇。旧式タイプなのにアメリカの新式艇より高額。日本での必要性を疑問視も。
エアクッション型揚陸艇LCAC91(アメリカ)
20億円
 時速70キロで航行し、障害物のある海岸でも戦車やトラックなどを搭載して強行上陸が可能。アメリカ海兵隊ならではの装備だ。
スリランカの仏教
仏教の生まれた国インドで仏教が衰退消滅したなかで、スリランカではお釈迦様の説かれた教えを忠実にまもり、南伝仏教の始まりの地として今日まで守り続けております。
スリランカは連綿と続く長い歴史、文化、宗教を有する南アジアの光輝く美しい小さな島です。お釈迦様が三度訪れ、祝福したことでも知られています。仏教が正式にスリランカに伝えられたのは、お釈迦様の入滅後二百三十六年たってからのことであり、当時のインドの王アショーカ王が国を統治しているとき、阿羅漢のマヒンダ長老によって伝えられました。アショーカ王は仏教を伝道するために伝道師を数か国に派遣しましたが、スリランカへはご自身の息子であるマヒンダ長老を選びました。おそらくこれは、この島がやがてテーラワーダ仏教の中心地になることを知っていたからでしょう。
菩提樹
 アショーカ王の娘サンガミッター長老尼は、兄マヒンダ長老とともにスリランカに来島し、しばらくしてスリランカに比丘尼サンガ(女性の僧団)を設立しました。この比丘尼サンガのシステムは、その後、中国人によって中国に伝えられます。
 サンガミッター長老尼は、お釈迦様が悟りを開いたときの聖なる菩提樹「スリー・マハー菩提樹」の分け木をスリランカに持ち運びました。このとき、当時のシンハラ王朝のデーワーナンビヤティッサ王は多大なる敬意を表し、自ら聖菩提樹の分け木を受け取り、壮大壮麗に祝福儀式を執りおこなって、アヌラーダプラに植樹しました。この菩提樹は二五五〇年以上たった現在になってもアヌラーダプラで葉を茂らせています。これは世界で最古の歴史的な聖なる木とされています。
仏歯
 シンハラ王のキーティ・スリ・メーガワンナ  の治世の時代(紀元三一三年頃)お釈迦様の歯がインドのカリンガ(現在のオリッサ州)からスリランカへ持ち運ばれました。歴史によると、これは敵対的な王の手に落ちないようにするためと言われています。聖なる仏歯をスリランカに持ち運んだのは、カリンガ王の王女ヘーマ・マーラです。今日この聖仏歯は最高に貴重な宝として、スリランカの最後の王都キャンディの仏歯寺に奉安されています。また、きらびやかに着飾った象の背中に、この聖なる仏歯を収めた仏塔を乗せて街をパレードするお祭り(ペラヘラ祭)が毎年開催されています
冬号編集後記
 ちいさな灯火ですが、ともした明かりは消すことはできません。歩を進めているからこそ、みかえりを求めることのない善意が寄せられるものと考えます。小さな活動ですが投げ出すことなく継続してゆくことの大切さを感じる今日この頃です。スリランカの子供たちの夢の実現のために。

 日本スリランカ・サラナ基金は
国際協力の活動、人権の擁護または平和の推進を図る活動、子どもの健全育成を図る活動を推進していく為次の事業を展開してゆきます。
1) 孤児院・幼稚園等の建設及び運営に関する事業
2) 教育及び医薬品などを供給する事業
3) 外国文化等の啓発活動に関する事業
4) 以上の項目に付随する事業の推進をしてゆきます。
最終目標として農業・農村開発を指導してゆき自立を支援してゆきたいと考えております。活動にご参加いただけるボランティアの方を広く募集しております。
正会員 :入会金2,000円・年会費3,000円の会費をいただけるかた
賛助会員:活動への参加・寄付金等の協力をいただけるかた
(会費、寄付金振込先)
三井住友銀行 川口支店 普通口座3801014 郵便振替 10370-64727181
特定非営利活動法人日本スリランカ・サラナ基金 埼玉県川口市栄町2丁目7番1号
 事務局長 金子浩治 携帯 090-3338-3574
川瀬Tel&Fax:048-283-0208 090-3592-3234       文責 川瀬 良仁
 文房具等の送付先 〒334-0065 川口市前野宿20-2 川瀬 良仁宛 午後6時以降の時間指定でお願いいたします。
 

サラナ通信秋号2013

 投稿者:理事長  投稿日:2014年 3月26日(水)16時43分43秒
                                  2013年秋号
特定非営利活動法人日本スリランカ・サラナ基金
                NPO Japan Sri Lanka Sarana Foundation

  秋に思うこと

暑くながすぎた夏が、秋を感じる時を極端に短くし、冬をつれてきたような今年です。10月の後半でも真夏日を観測し、猛暑日も98年の観測史上最多を更新するなど、まさに異常なことが続いております。台風も例年になく発生し、日本列島を縦断した、26号は日本各地に甚大な被害を与えたばかりか、100名をこす死者まで出してしまいました。とくに、伊豆大島ではいまだに遺体の発見されていない方々もおります。
自然の持つ力の大きさはあまりにも強大で、人類のおごりや傲慢さを一瞬にして打ち砕くものです。
東日本大震災から2年7ヶ月がすぎました。被災地での復興も順調とはいえないのが現状です。2年を目途としていたはずの仮設住宅での生活も、いまだに展望も見えないのが現状です。また、福島第一原子力発電所からの、放射能によりふるさとに戻ることも出来ず、全国各地での避難生活を余儀なくされている人々は14万人を超えているとのことです。
原発即時ゼロの声もかなり大きな流れとなってきております。一人の元総理の発言が注目を浴びるなか、安定した電力の供給や電気料金などのことをどのようにしてゆくのか、代案もないままの発言は無責任だとの発言もみられます。安全が確保されての電気料金の値上げに反対する国民がどれだけいるというのでしょうか。三年前の計画停電、あれはいったい何だったのでしょうか。今も、原子力発電所は一基も稼働していないではないですか。節電に国民が取り組んでいるとはいうものの、それほど大変と感じている人は少ないと考えます。なぜなら、このことで不平を漏らす人は。私の知る限り一人もいないからです。
全国に点在する原子力発電所は、日本を壊滅状態にして生活の出来ない国土となることも想像できるものです。核ミサイルを持たぬ国でも、原子力発電所を目標にミサイル攻撃をした場合を想像してみてください。
近隣には、何をしてもおかしくない国があることも事実です。窮鼠猫をかむではないですが、破れかぶれになればなにをしてきても不思議ではありません。
人種・文化・慣習・宗教の違いにより常識にもかなりの違いがあります。自分たちの考えだけで行動することは、非常に大きな危険をともなうことも考えておく必要があると思われます。
秋といっても寒さの厳しい日が続いております。この調子では、地球温暖化と言われていますが豪雪が予想されます。この夏の異常な気温を考えると、この冬はやはり異常な寒さとなるのではないでしょうか。
東北のきびしい冬をむかえる冬、被災地での生活を余儀なくされている方々の二次災害の起こらぬことを望む今日この頃です。
隠れた親日国家 スリランカ
 スリランカは知る人ぞ知る親日国家です。同じ仏教国ということもありますが、ある人物の日本への献身さが、日本とスリランカの懸け橋になっています。
その人物とは、スリランカの初代大統領ジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナ氏(1906年9月17日 - 1996年11月1日)です。同氏は、第二次世界大戦後、1951年のサンフランシスコ講和会議に、セイロン(現・スリランカ)代表として出席。大戦中、日本軍による攻撃を受けたにも関わらず、その会議で「日本の掲げた理想に、独立を望むアジアの人々が、共感を覚えたことを忘れないで欲しい」と話し、また「実に、この世においては怨みに報いるに怨みをもってしたならば、ついに怨みのやむことが息むことがない。怨みを捨ててこそ息む。これは永遠の真理である。」という仏陀の言葉を引用し、日本に対する賠償請求を放棄する旨の演説を行っています。当初、分割による統治が検討された日本ですが、この演説に各国の代表が賛同。同氏の呼び掛けが、日本の国際社会への復帰を、1つの国として実現するきっかけとなりました。

 さらに、ジャヤワルダナ氏は1996年亡くなられた際に、ドナーとして角膜提供を行いました。遺言には「右目はスリランカ人に、左目は日本人に」と遺言に記載。これにより、実際に長崎県に住む日本人に角膜を提供しました。このように日本との友好関係に尽力された事実は、スリランカでは、子どもからお年寄りまでが知っている話ですが、日本ではあまり知られていません。「(親日については)今のところ、スリランカの片思い状態ですが、より多くの日本の方にこの話も含めスリランカについて知ってほしい」と同国政府観光局関係者は語っております。
大自然や世界遺産(北海道の8割程度の島国に7カ所)を持つ地域として、また日本との友好国家としても、私たち日本人にとって魅力ある国へと発展を遂げているスリランカです。内戦も終結し治安もよくなっており、コロンボからニゴンボまでの高速道路(およそ100㎞)も開通しました。同国政府観光局は2016年までに、12.5万人まで渡航者を伸ばしたい、と両国の交流の拡大を目指しているそうです。
スリランカフェスティバルル2013が代々木公園イベント広場で
今年も9月28日(土)・29日(日)の二日間にわたり例年くらべ2週間遅れで開催されました。今年は去年に比べると比較的過ごしやすく、二日間とも人々の出足は過去最高の人々でにぎわっていたようです。私は、日曜日に出かけました。自宅から会場まではバイクでゆきました。バス・電車と比べると時間は大分短縮できますが、つまみを買ってライオンビールを飲むことは出来なくなります。
カレーなどをその場で食べることのできるブースは、どのブースも長蛇の列ができており、その人垣を抜けて進むのに大分苦労しました。テーラワダ協会のブースにいたダンミッサラ師に、昨日もこんな状況だったかを訊ねると、同じような感じだったとのことでした。
日本テーラワダ仏教協会・正山寺釈迦牟尼国際仏教センターの共同による仮設寺院では、 ダンミッサラ師をはじめ、僧侶方による聖糸の祝福に多くの人が集まっておりました。昨年は日・ス国交回復60年あたるため、例年になく中身の充実したものとなっていたと感じました。しかし、今年はそれにもまして充実したものとなったように感じました。
ステージでは、スリランカの一流の舞踊団(チャンナウプリ舞踊団、ムディヤンセディサナヤケ舞踊団)によるスリランカの伝統的な踊り、スリランカの音楽、マジックショー、 また、セイロン紅茶やハーブ製品、アーユルベーダ関連の商品・手工芸品などの色々な珍しい品物が販売されておりました。日本では手に入りにくい品物が数多く販売されておりました。

編集後記

秋を感じるのも、わずかな時間でしかなかったこの季節でした。
スリランカフェスティバル同様、日本スリランカ・サラナ基金にとっても11年目の秋です。
自分たちに何が出来るか手探りの中での定款づくりから始まり、特定非営利活動法人の認定を受け、小さな一歩が始まりました。
言葉を口にし、文字にして伝えることにより、言霊のもつ力で自分たちの夢「スリランカに幼稚園をつくる」を発信し続けました。
設立3年目にして、特定非営利活動法人ウィツシュの協力を得て、ダンミッサラ師のビーハラゴタ寺の境内地に園舎を建設することが始まりました。
限られた資金のなかでの工事は、村人たちの手弁当での協力により、大工の棟梁以外はボランティアでおこなわれました。
完成した幼稚園には「ウイッシュ・サラナ幼稚園」と日本語のプレートが掲げられております。「みかえりをもとめない希望の幼稚園」との願いをこめてつけられた名前です。今では5カ所の幼稚園に、この名前が掲げられております。
ちいさな歩みでも続けていることが大切であり、はじめの一歩が今につながっていると、また、つなげてゆこうと・・・・・

  日本スリランカ・サラナ基金は

国際協力の活動、人権の擁護または平和の推進を図る活動、子どもの健全育成を図る活動を推進していく為次の事業を展開してゆきます。
1) 孤児院・幼稚園等の建設及び運営に関する事業
2) 教育及び医薬品などを供給する事業
3) 外国文化等の啓発活動に関する事業
4) 以上の項目に付随する事業の推進をしています。
最終目標として、農業・農村開発を指導し、村の自立を目指してゆきたいと考えております。
活動に参加していただけるボランティアの方を広く募集しております。
正会員 :入会金2,000円・年会費3,000円 賛助会員:活動への参加・寄付金等協力をいただけるかた

(会費、寄付金振込先)

三井住友銀行 川口支店 普通口座3801014郵便振替 10370-64727181
特定非営利活動法人 日本スリランカ・サラナ基金
埼玉県川口市栄町2丁目7番1号
事務局長 金子浩治 携帯 090-3338-3574
理事長 川瀬Tel&Fax:048-283-0208  携帯 090-3592-3234
 HPアドレス http://www11.plala.or.jp/sarana2002/です。
サラナ基金でも検索できます。
 文房具等の送付先 〒334-0065 川口市前野宿20-2 川瀬 良仁宛 午後6時以降の時間指定でお願いできれば幸いです。
                           文責  川瀬 良仁
 

サラナ通信2013夏号

 投稿者:理事長  投稿日:2014年 3月26日(水)16時41分28秒
                                       2013年夏号
特定非営利活動法人日本スリランカ・サラナ基金
                     NPO Japan Sri Lanka Sarana Foundation
  夏に思うこと
東日本大震災から3回目の夏がやってきました。3年以上の年月が過ぎたにもかかわらず、いまだに15万人以上の人々が不自由な避難生活を余儀なくしております。
原子力発電所からの放射線の影響は広範囲におよび、野菜・牛肉・お茶・米にまでおよび、魚介類や海藻に影響があるとの指摘もあります。目に見えるものでも感じることもできない、五感では何もわからないものへの不安ははかりしれません。食べものからの内部被曝も、多くの子どもたちを検査した結果として報告されています。
日本では、短い梅雨が終わったと思ったら、いきなりの夏日が続き、35度を超える猛暑日が4日も続きました。39度を超えた地点もあるとの報道もあります。まさに異常気象が北半球を中心に起こっているようです。
この夏、参議院議員の選挙おこなわれております。世論調査の結果では、原子力発電を継続するとしている、政府与党が勝利すると報道されております。福島を襲った悲劇は、まさに人災です。除線作業も遅々として進んでおりません。ふるさとで暮らせない人々に、国はどのように責任を果たすのか、自然界に帰ることのない高レベル廃棄物は永久に増え続けるのです。それでも原発を進めることには疑問を感じざるをえません。
原子力発電は、国を滅亡させる最悪の兵器であると考える今日この頃です「
第11回理事会・社員総会が開催されました
5月11日(土)日本スリランカ・サラナ基金の理事会・社員総会が開催されました。
昨年度の事業報告・監査報告・今年度の事業計画については、理事会及び社員総会において、全会一致で議決されました。
今年度も身近な活動として、募金活動やウイッシュ・サラナ幼稚園をはじめとする、子ども達への文房具・レゴブロック等(軽くてがさばらない知育玩具)の寄付を呼びかけてゆくこととなりました。
また、寄付金についても、企業や個人に積極的に呼びかけてゆくことも議決いたしました。会員の皆様も知り合いの方々にも協力をお願いしていただければ幸いです。
また、幼稚園の運営資金の確保のため、月額千円の里親資金を継続し、役員は会費のほかに負担することも議決されました。
武田近税理士事務所の協力により、「特定非営利活動に係る事業」会計収支計算書・会計賃借対照表・会計財産目録が作成され、また、法人市民税・県民税の減免手続きも完了しいたしました。
佐藤司法書士事務所の協力により法人の登記も7月4日に完了し、法人の履歴事項証明書も武田事務所から送付されました。毎年のことですがありがたいことと感謝しております。
理事・監事の紹介
 理事長     川瀬 良仁        川口市在住      公務員
 副理事長    ヤラガムエ ダンミッサラ   東京都在住     僧侶
 常任理事    金子 浩治        川口市在住      自営業
 理事       武田 近          川口市在住      税理士
 理事       北條 義信        松伏町在住      税理士
 理事       志村 富雄        東京都在住      自営業
 理事       岡山 隆寛        京都府在住       武道家
 監事      関  裕通         川口市在住     市議会議員
世界の平和を願い大翡翠で創られてのお釈迦さま
西暦2000年カナダ北部の鉱山で、重さ18トンの巨大な翡翠原石が採掘され「千年に1度の発見」と話題になり「北極の誇り」と称されました。
2003年、オーストラリアで精力的な仏教活動をしていた、イアン・グリーン氏が原石を引き取り世界平和のために輝けるお釈迦さまを創る決心をしました。
2004年、インド・ブッタガヤの大菩提寺のお釈迦さまをモデルに、仏像の制作が開始されました。
2006年、いくつものひな形が、繰り返し創られた後、巨大翡翠が裁断され彫刻が始められました。
2008年、ネパールの名絵師、ラ・ジースの手で最後の顔の色彩が施され、5年の歳月をかけた大翡翠の玉仏が完成しました。2009年、オーストラリア・シドニーで開眼供養されたのち、世界の国々を訪問する旅が始まりました。
イアン・グリーン氏は次のようなメッセージを寄せております
大翡翠のお釈迦さまの日本訪問が、日本のみなさまにとって、争いのない平穏で和やかな暮らしを送る助けとなりますように。
そして、日本のみなさまが、世界平和へのよき導き手となってくださいますように願っております。
イアン・グリーン
グレートストゥパ・オブ・ユニバーサル・コンパッション代表
ジェードブッダ創始者
サラナ基金の副理事長でもあるダンミッサラ師は謝辞を述べています
 今世界では、紛争や災害で多くの人が苦しめられています。世界平和をお祈りする大翡翠のお釈迦さまをお参りすることによって、皆さまの心に平穏がもたらされることを願っております。
 これまで、宗教の違いを越えて世界中で 1000 万人もの人びとがこの大翡翠のお釈迦さまに手を合わされ、願いをこめられました。昨年、スリランカ大統領官邸で展示され 120 万人に参拝されたお釈迦さまを、是非日本の方々のためにお招きしたいと願い、ようやく実現することができました。二度とは訪れないこの機会に、ぜひお参りなさってください。
 日本にお招きするためにご協力くださった皆さまに、心から感謝いたします。
ヤラガムエ・ダンミッサラ
スリランカ・ウダラタ・アマラプラ派副管長
正山寺釈迦牟尼国際仏教センター住職










スリランカフェスティバル2013が代々木公園イベント広場で開催

9月21日(土)、22日(日)午前10時から開催されます。暑さの厳しい日々がつづきますが代々木の杜での開催となります。毎年、10万人以上の来場者があり開催されております。
スリランカ旅行など豪華賞品が当たる抽選会も毎年の人気イベンの一つです。また、ハーブオイル・コスメ商品・オーガニック商品・民芸品・宝石・紅茶・衣料品・アーユルベーダ関連商品が販売されます。また、スリランカ料理の実演と屋台・スリランカ音楽と舞踊など日本にいながらにしてスリランカを満喫することができます。
毎回の事ですが、スリランカカレーのブースでは、時間に関係なく長い行列ができることと思いますが、いちど食べてみる価値はあると思います。日本のカレーと違いさらっとしたスリランカなどのカレーは、粘り気のない長粒種の米だからこそ美味しく食べられるものなのです。
また、日本テーラワダ協会と正山寺のブースでは、写経もできるほか、スマナサーラ長老・ダンミッサラ長老から、聖糸の祝福を受けることができます。スリランカ仏教界を代表する二人の高僧が2日間にわたり顔をそろえるのは、このフェスティバルのときだけです。
夏号編集後記
 世界には、色々な宗教が存在します。どの宗教であっても、人々の幸福を目指すものと考えております。しかしながら、内乱がどこかの国で起こりどこかの地域で血が流され死者が出ているのが現実です。平和を願わない人はいないはずなのですが、争いは絶えません。人種・慣習・歴史などの違いはあっても乗り越えられることは出来るはずなのですが。人類はまだまだ未成熟なのかなどと考えざるを得ません。平和や幸福は人それぞれに異なるものなのでしょうか。

 日本スリランカ・サラナ基金は
国際協力の活動、人権の擁護または平和の推進を図る活動、子どもの健全育成を図る活動を推進していく為次の事業を展開してゆきます。
1) 孤児院・幼稚園等の建設及び運営に関する事業
2) 教育及び医薬品などを供給する事業
3) 外国文化等の啓発活動に関する事業
4) 以上の項目に付随する事業の推進をしてまいります。
最終目標として、農業・農村開発を指導していき村の自立を目指してゆきたいと
考えております。
正会員 :入会金2,000円・年会費3,000円 賛助会員:活動への参加・寄付金・
文房具などの品物で協力していただいた方
(会費、寄付金振込先)
三井住友銀行 川口支店 普通口座3801014    郵便振替 10370-64727181
特定非営利活動法人 日本スリランカ・サラナ基金
埼玉県川口市栄町1丁目8番11号 事務局長 金子浩治 携帯 090-3338-3574
川瀬Tel&Fax:048-283-0208 090-3592-3234
  文房具の送付先 〒334-0065 川口市前野宿20-2 川瀬 良仁宛 午後6時以降の時間指定でお願いいたします。
                            文責 理事長 川瀬 良仁
 

サラナ通信春号2013

 投稿者:理事長  投稿日:2014年 3月26日(水)16時38分59秒
                                       2013年春号
特定非営利活動法人日本スリランカ・サラナ基金
                     NPO Japan Sri Lanka Sarana Foundation
春に思うこと

四季のある国に生まれ、季節のうつろいをはっきりと感じられる私たちは、自然の素晴らしさを生活の中に実感できる数少ない国民なのかもしれません。しかし、最近では秋を感じることもなく永い冬をむかえ、春と言うにはあまりにも気温が低く、首都圏で3月初旬であっても夏日になるなど、寒暖の差が激しく、なにかがこわれているように感じます。
首都圏では普通ならば、梅が咲き、桃の花、寒桜、ソメイヨシノ、山桜、八重桜の順に花を愛でることができるのですが。この春は、こうした桜が、間隔をおくことなく咲き乱れました。私の記憶のなかでは、はじめてのような気がします。
 東日本大震災から2年がすぎました。復興がここまで進まないとは、考えてもみませんでしたが、現実は被災した人々のうえに、重くのしかかっております。梅の花が咲き、桃の花も満開となり桜の季節を待つばかりだった2年前の3月11日、今までに経験したことのない大きな揺れを感じました。徐々に強くなる揺れは、地震に対してはじめて恐怖心をいだくものでした。地震、そして津波による被害のなかで、最大の被害をもたらし未だに収束のめどもたたない福島の原発。
 1986年のチェルノブイリ原発事故から27年が過ぎました。原発から30㎞県内は、いまだに居住禁止区域となっております。また。北東に350㎞の範囲に10ヶ所のホットスポットがあり、農業や畜産は全面的に禁止されております。
 この事故を受けてドイツでは、国民的なん関心事となり議論をかさね、2002年法律を制定し2022年までに段階的に廃炉とすることを決定しました。
 それに対し日本は、崩れ去った安全神話の現実をどのようにとらえていたのでしょうか。東京電力をはじめ電力各社は、耐震補強の指摘を受けながらも十分な対応をしてはいなかったとの指摘もあります。安全性の確保に資金を使うこともせず、 豪華な保養施設や役員・社員の給与などは思いのままに使っていたのが実態でしょう。また、原発にかかる利権に絡む政治家や御用学者が、原発の真の恐ろしさをひたかくし、目先の利益だけを追い求めた結果が今日の日本を生み出してしまったのでしょう。なぜか、とても悲しい気持ちになる今日このごろです。

11年目に初心にもどり設立趣旨書をそのまま掲載します


あらためて読んでみると、ずいぶんと崇高なことを、書いているなと自分でも感心します。長いようで短い10年でした。立ち止まりそうになった時もありましたが、半歩でも前へと歩を進めてゆく中で念願の幼稚園もできました。ダンミッサラ大僧正の長年の願いがかたちとなった最初でした。このことがきっかけとなり、いまでは5カ所のウイッシュサラナ幼稚園が運営され、小学校から高校そして大学の単位を取るための学校もつくられています。スリランカでは、校舎を用意すれば国が教師を派遣してくれるのです。
大学はごく一部の人だけのものとなっています。希望者に対して圧倒的に数が少ないからです。こうしたなか、単位を取得し大学の卒業資格を取ることは、その人の将来を大きく変えることとなるのです。ビーハラゴタ寺の境内にある学校まで、片道2時間以上をかけて山道を通う生徒も数多くいると聞いています。
私たちの始めた小さな一歩と、ダンミッサラ師の努力が実を結んだ結果です。

こんな記事が載っていました

電源開発(Jパワー)は25日、独立行政 法人の国際協力機構からスリランカでの「ピーク需要対応型電源最適化計画調査」に関するコンサルタント業務を受託し、現地での調査を始めたと発表した。 2013年以降の15~20年間にわたる電力需要予測と既存の電源開発計画を基に各電源の比較を実施。
 ピーク需要を満たすための最適電源を組み込んだ電源開発計画をまとめる予定で、揚水発電所が必要と判断された場合には、10カ所程度の候補地の中から最 有力の建設候補地を選ぶという。スリランカでは約40%の発電電力量を水力発電で賄っているが、乾期に発電能力が低下するなどの課題を抱えている。
 サラナ基金を始めた頃のスリランカは、停電は日常茶飯事で気にもしないといった感じでした。いまがどの程度なのかわかりませんが、日本の技術でより安定した供給ができるようになればと感じております。

 決算の時期です

2012年度の決算資料を作成する時期になりました。私が基礎資料を作成し、決算報告書・法人県民税・市民税の減免手続きを本基金の理事でもある武田近税理士事務所で毎年作成していただいております。今年で第10期の決算報告書となります。特定非営利活動法人としては当然のことで、皆様からお預かりしたお金がどのように使われたかを明確にするものです。
領収書をはじめ、活動の詳細を記入した記録を、関 祐通監事の確認・監査を受け監査報告書を作成いたします。理事会・社員総会では事業報告書・決算報告書・翌年度の事業計画案が報告され承認後、議事録が作成されます。税務署に決算報告書・総会議事録が提出され法務局に登記がなされるものです。登記には議事録署名人が署名・押印した議事録も添付資料として提出されます。
こうした手続きを必要とするため、法人登記をしていない民間団体よりも信頼されるわけですが責任もあります。また、営利活動をしていないことから、法人県民税・法人市民税が減免され納税義務が免除されます。会費・寄付していただいたお金は幼稚園の運営資金にすべてを当てることできるのです。

春号編集後記

 春をあまり実感できない今年です。咲き誇る桜の花も、悲しそうに雨にうたれ風に舞っているように感じるのは私だけでしょうか。夏や秋と、これからはいつもの季節を感じられることを望みます。
いっぽう被災地に目を向ければ、一日も早い復興をと、仮説住宅や、ふるさとはなれ避難生活をしている人々の映像を見るたびに願っております。

日本スリランカ・サラナ基金は

国際協力の活動、人権の擁護または平和の推進を図る活動、子どもの健全育成を図る活動を推進していく為次の事業を展開してゆきます。

1) 孤児院・幼稚園等の建設及び運営に関する事業
2) 教育及び医薬品などを供給する事業
3) 外国文化等の啓発活動に関する事業
4) 以上の項目に付随する事業の推進をしてゆきます。
最終目標として、農業・農村開発を指導していき村の自立を目指してゆきたいと
考えています。


正会員 :入会金2,000円・年会費3,000円 賛助会員:活動への参加・寄付金
(会費、寄付金振込先)
三井住友銀行 川口支店 普通口座3801014    郵便振替 10370-64727181
特定非営利活動法人 日本スリランカ・サラナ基金
埼玉県川口市栄町2丁目7番1号    事務局長 金子浩治 携帯 090-3338-3574
川瀬Tel&Fax:048-283-0208 090-3592-3234
 文房具等の送付先 〒334-0065 川口市前野宿20-2 川瀬 良仁宛
 午後6時以降の時間指定でお送りいただければ幸いです。
 

サラナ通信冬号2013

 投稿者:理事長  投稿日:2014年 3月26日(水)16時35分48秒
                                       2013年冬号
特定非営利活動法人日本スリランカ・サラナ基金
                    NPO Japan Sri Lanka Sarana Foundation

  冬に思うこと

  この冬は、秋を感ずる暇もなくやってきたように感じられます。観測史上、最高の真夏日や猛暑日を記録した夏は、秋を短いものにしました。早足でやってきた冬は関東を除く各地に大雪を降らせ、大寒波は停滞したまま居座っているようです。
異常寒波が世界の国々で大雪を降らせ大きな被害がでております。夏には、干ばつの影響で作物が全滅する国や、集中豪雨で作物が水没する国など、異常気象による被害が相次いでおります。現在、夏の南半球では、オーストラリアをはじめ数多くの国で豪雨が続き町は水没し、穀倉地帯も水没し小麦などの農作物も壊滅状態になったようです。小麦などの輸入をこうした国々に頼っている日本にも大きな影響を与えることとなるでしょう。
典型的なラニーニャの現象のようですが、こんなにも極端に現れるのはまれのことのようです。地球の温暖化が叫ばれている中、現状を見るかぎり信じがたいものですが平均すると気温は上昇しているのが事実のようです。
東日本大震災から、あと3ヶ月で2年になります。被災地では仮設住宅での厳しい生活がつづき、がれきの処理も受け入れ先がわずかしかないのが現状です。福島の原子力発電所からの避難区域からは、数多くの方々がふるさとを思いながら見知らぬ土地で生活をしております。詳論家のなかには、30年は戻れないだろうと公言する人もでています。避難区域の土地を国が買い上げ、そのお金で過疎になった村の土地を買い取り村ごと移転することを提案しています。除線作業のいい加減さが報道されるなかでは、現実味のある話かもしれませんが、先祖の眠る故郷に変わるところはありません。原子力発電所の爆発がもたらした放射線の恐ろしさは、日本に住むすべての人々衝撃を与えたはずでした。
なぜか、秋を満喫するまもなく冬がやってきたように感じます。四季のある国に生活するなかで培われてきた、日本の伝統や文化がありますが、異常な状況が続くと、四季の風物詩にも影響がでてしまうのではないでしょうか。
争いの絶えることのない世界。地球上のどこかでというよりも、どこでも紛争やテロ行為がつづき、無力な子どもをはじめとして弱い立場の人々が、貧困と飢えに苦しんでいるのが変わることのない世界のようです。
  自分の立場を認めてもらうためには、互いの違いを認あう寛容な心と融和してゆく精神が大切であり必要なことと再認識する今日このごろです。

  スリランカの記事でこんなことが

    僧侶へのお布施は「ヘルシーに」、スリランカ政府が指導
  仏教国スリランカで、僧侶の約半数が糖尿病リスクを抱えているとの報告を受け。同国保健省は、お布施として信者が振る舞う料理の糖分量などを定めたガイドラインを発表した。
  現在スリランカの僧侶たちが1日に摂取糖分は小さじ12杯分だが、同ガイドラインはこれを最大8杯までと定め、塩分も大幅に減らす必要があるとしている。はた、お布施料理には米、野菜3種類、果物2種類をいれるべきで、油を使った料理1品以下とするようもとめている。
スリランカ保健省によると、同国では4万人の僧侶の50%が糖尿病のリスクを抱えており、国民平均の10%を大幅にうわまっている。心疾患リスクも一般と比べ高いという。同省は、信者たちが新ガイドラインに沿った食事を僧侶たちに提供すれば、これら非伝染性疾患のリスクを減らすことができるとしている。
スリランカでは2000万人の人口の多数を仏教徒がしめている。輪廻転生を信じる仏教徒たちは、自分の現世や来世、または故人来世のための善業として、食事や菓子などお布施として僧侶に提供している。こうした食べ物は手をかけて調理され、豪華なものとなる場合も多い。僧侶への食事提供をするためには。1年前から予約をしなければいけない場合もあるという。
たしかに、スリランカの家庭での僧侶を招いての食事は豪華なものでした。ダンミッサラ師という高僧が一緒だったこともあるのでしょうが。わたしも、5軒のお宅でご馳走になりましたが、どの家も精一杯のもてなしをしてくれました。
僧侶という立場では、食べ物を粗末にあつかうことはできないことでしょう。そこで無理をしても残さないようにする。これを改善するために、国がガイドラインを定め国民に周知したのでしょう。スリランカの人たちは、辛いカレーを食べたあと驚くほどの砂糖を入れた紅茶を飲んでいます。
ダンミッサラ師の食事は、質素なもので、朝と夜の2回で昼はクラッカーと紅茶程度のものです。ですから、肥満や病気とは縁のない日常を過ごしております。

待望のゾウ、来年度にもスリランカから2頭-徳山動物園

 今年2月にサバンナゾウのマリが死んで以降、ゾウいない状態になっている周南市徳山動物園に、新たに、スリランカゾウ2頭が、導入される見通しになった。日本との国交樹立60周年を記念して、スリランカが同園に無償で寄贈する方針で、市はゾウ舎改修などを経て早期の導入を目指す。
 市が12月21日、市議会に行政報告した。スリランカからは、親とはぐれて保護された子ゾウのなかから、メスとオス1頭ずつが提供される予定。スリランカゾウはアジアゾウの一種でアフリカゾウより体は小さく、3から4トン、寿命60から70年とされる。
 マリの死後新たなゾウの導入を模索していた市は、7月以降に駐日スリランカ大使館と協議を重ね、11月末「ゾウ舎の改修など、市の受け入れ体制が整えば、寄贈してもよい」との内諾を得たという。市はゾウ舎の面積拡大などの
を踏まえた改修費を新年度当初予算に盛り込む方針で「来年度中の導入間に合えば」としている。
 2011年の7月、スリランカでのダンミッサラ師の、ウダラタ・アムラプラ宗派の副管長就任式典に参加するため、スリランカへゆきました。キャンデイから、コロンボのホテルへの帰路、少し寄り道をしてゾウの孤児院にゆきました。紀元前から動物の保護区のあった国だけに、仏法を守護するとされるゾウは、大切にほごされておりました。こうしたゾウを、無償で寄贈してくれるのですから、この国の親日度が伺えると考えます。国交回復50周年の式典では、スリランカアイバンク協会から、50個の角膜の目録が寄贈されました。この時、日本でおこなわれる角膜の移植手術の9割がり、スリランカからの角膜によるものだということを知りました。どれだけ多くの日本人が、希望の光を取り戻したことでしょう。
 冬号編集後記

去年の12月22日から24日まで、私の母校でもある県立川口高校の第10回の書展がありました。書のパフォーマンスは1回ずつおこなわれるのですが、毎年多くの人々に感動を与えています。第1回から毎回訪れていますが、5枚の紙に書いてゆくのですが、最後の1枚は、縦8メートル横16メートルの大きなものに19人の部員全員で4文字熟語を2千字書いてゆくもので、今までで一番よいものでした。テレビや映画にも出演し、書の大会にも年間30回以上出展しよい成績をのこしています。
こうした書道部には、遠く所沢や吉川市から通う1年生がいました。その一人、所沢から通う少女にその一日を聞きました。朝と言うより夜中の2時に起床、4時まで書の練習をし、4時半に家をでて学校へ。五時半に部室につき、8時までの朝練。午後4時から8時まで練習し9時帰宅、食事などすませ就寝という生活を毎日繰り返しているとのことでした。書道部に休みはありません。また、顧問の三宅先生も毎朝・毎晩味噌汁とおにぎりをつくり、生徒たちに食べさせています。こんな日常を送っている人たちが身近にいることに誇りに感じます。
サラナ幼稚園と同じ、ダンミッサラ師のお寺の境内地につくられた学校(小・中・高・大学の単位を取得するための学校)には、10キロ以上の山道を、片道二時間半をかけて通う学生もいるとまことは。以前もお知らせしました。その熱意には、感動したものでしてが、書道部の生徒の日常にも感動を禁じえません。

 日本スリランカ・サラナ基金は

国際協力の活動、人権の擁護または平和の推進を図る活動、子どもの健全育成を図る活動を推進していく為次の事業を展開してゆきます。
1) 孤児院・幼稚園等の建設及び運営に関する事業
2) 教育及び医薬品などを供給する事業
3) 外国文化等の啓発活動に関する事業
4) 以上の項目に付随する事業の推進をしています。
最終目標として、農業・農村開発を指導していき村の自立を目指してゆきたいと
考えております。
活動にご参加していただけるボランティアの方を広く募集しております。
正会員 :入会金2,000円・年会費3,000円 賛助会員:活動への参加・寄付金
(会費、寄付金振込先)
三井住友銀行 川口支店 普通口座3801014    郵便振替 10370-64727181
特定非営利活動法人 日本スリランカ・サラナ基金
埼玉県川口市栄町2丁目7番1号 事務局長 金子浩治 携帯 090-3338-3574
川瀬Tel&Fax:048-283-0208 090-3592-3234
 HPアドレス http://www11.plala.or.jp/sarana2002/です。サラナ基金でも検索できます。      文房具等の送付先 〒334-0065 川口市前野宿20-2 川瀬 良仁宛 午後6時以降の時間指定でお願いできれば幸いです。
                          文責 理事長 川瀬 良仁

 

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