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ピグミーに会いたい!

 投稿者:ガチピン  投稿日:2013年 7月16日(火)17時19分56秒
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  アフリカ中部の奥地には人類最小身長の「ピグミー」と呼ばれる民族が暮らしていると言われています。
ピグミーとは文明社会や人里を離れた山奥などに村を作り生活している低身長の採集狩猟民族のことを指します。
コンゴ民主共和国(旧ザイール)東北部の山奥には古くから他民族と交わることなく、純血を守り抜いてきた真正ピグミーのコミュニティーが多く存在しているのですが、東コンゴは内戦の激戦区でもあり、かつて題材に取り上げていた日本や世界中の学者たちもこの地でのピグミー研究を断念したのだそうです。

「ピグミーに会いたい!」
これはアフリカの旅を始めたときから自分のなかでの大きな目標のひとつでした。
今回、そんなコンゴ東部へと渡り、地元の人たちの助けを得てピグミーの暮らしている村を目指すことになりました。

貨物トラックの荷台に乗っかって、砂ぼこりをあげながら山道をゆっくりと進みます。
右に大きく揺られ、左に大きく揺られると、そのまま断崖から転がり落ちてゆきそうな険しい山道です。
切り立った山間を雄大な大河が流れていて、それだけで鳥肌が立ってしまうような美しい景色でした。

トラックを降りてさらに山道をグングン突き進んでゆくこと1時間、ひとつの集落が姿を現しました。
よ~く見ると、なんだか家がひとまわり小さい!!
そしてその影からヒョコっと姿を現したのは!!

「あ、あの人。。。」

一見子供のような、だけど、よく見ると顔は成人の男性です。
その隣には同じくらいの背丈で髭の生えたおじさんや、赤ちゃんを抱っこしたお母さんのような人の姿もあります。

「ピグミーだ。。。」

120~30cmくらいの身長に、少しとがった大きな耳、キョロっとした大きな目。
そしてキュッと引き締まった小さな口。それはいわゆる通常のコンゴの人たちとは少し違う、独特な顔つきでした。

「ち、小さい。。。」

もう心臓がバクバクと鳴り止まなくて、それまでの疲れが一気に吹き飛んでしまいました。
見たことのない外国人に驚いた表情で村人たちがどんどん集まって来てきます。

「みんな小さーい!!」

そして一人ひとりがこちらへやって来て緊張した表情で握手をし、ニコっとあいさつをしてくれました。
さらに、子供たちが手をつないで小さな家々をひとつひとつ案内してくれたのです。もう、とっても嬉しかった!!
村の中は当然ピグミーの人たちだけなので、みんなとっても小さくて、不思議な感覚です。

初めはカメラを怖がっていた人たちも、興味深々で「ボクも!」「私も!」とカメラ争奪戦に。
なんだかこれまでで一番ピュアな表情を見せられたひと時でした。

周辺国にもピグミーのコミュニティは多く存在していますが、他民族との混合が進み、真正遺伝子を持ったピグミーは極稀だと言われています。なのでピグミーを見るならコンゴでと決めていました。今回訪れたピグミーの村はピグミー以外とは一切血を交えることなく、伝統の生活様式を守り抜いているという誇り高いピグミーの集落でした。
故に、電気やガス、水道などはこの村には一切ありません。
男性は日中弓矢を持って狩りに出かけ、女性は家で子供を育て、畑仕事や家事をする。
人間が本来営んできたライフスタイルを当たり前のようにこなし、自然と共に生きている彼らの姿がとても印象的でした。

主食はトウモロコシやキャッサバを粉状にして水で練ってバナナの葉でくるんで蒸した「ウガリ」や「マニョーク」と呼ばれるおもちのようなものと、その日に捕れた魚や肉、野菜を食べています。
バナナで作った自家製ビールなんかも見せてもらって、ボクも少しいただいたんですが、酢味噌のような、とてもスッパ~イお酒でした。
村にはいくつか決まりごとがあって、ピグミー独自の言語も存在するのだそうです。

ただ、子供の死亡率がすごく高いことにビックリしました。
なんと2人に1人は5歳までに病気で命を落としてしまうのだそうです。。。成人の人たちの平均寿命もおよそ40歳前後と低く、すぐに駆けつけることのできる病院なんてないですし、病気に対してもとても無防備な環境です。
何か出来ることはないか。。。なんて考えてみましたが、文明から離れて生活すること、それが彼らの選んだ生きる道でもあるわけで、なんだか複雑な気持ちです。
逆に、それらを乗り越えてきたからこそ、今こうして生きているピグミーの人たちが際立って活き活きしているようにも感じられました。

村を出るとき、とても寂しかったです。
もっとずっとここにいたい。この純粋であたたかな人たちにもっと触れていたい。
けれど、ぬくぬくと育った人間がここで生活なんて出来るわけも無く。。。やはりここでお別れです。
肉眼で見えなくなるまで村人たちはずっとボクを見送ってくれました。
子供たちは岩のてっぺんまで登って手を振ってくれています。
一人ひとりと握手をさせてもらった、彼らからもらったぬくもりを逃さないようにギュっと握って山を降りました。

ザイールの旅は長く過酷で、険しい道のりでした。
それでもここまで諦めずに進んできて本当によかった。
人々の屈託の無い笑顔と、ダイナミックな景色、そしてなにより、最後の最後に夢にまで見たピグミーの人たちに出会うことが出来て、もうこの日は忘れられないくらい大きな感動で胸がいっぱいでした。

大自然と共に生きている、森の民「ピグミー」。
ありがとう。
ボクはずっと、ずっと、あなたたちに会いたかった。



 
 
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